勉強に励む学生と見守る家族のイメージ

子どもの教育資金や老後資金の確保として、つみたてNISAやiDeCoが人気です。しかし、それまであった様々な保険がもう使えない商品かというと、そうとは言いきれません。ファイナンシャルプランナーの竹下さくらさんが、賢い資金のため方を指南します。

学資保険は古い!と切り捨ててはいけない訳

子どもの教育資金づくりといえば学資保険、老後資金づくりといえば個人年金保険が定番です。

 

それはいまも変わりませんが、「教育資金を蓄えるならつみたてNISA、学資保険はもう古い」「老後資金を増やすならiDeCo、個人年金保険は増えない」といった捉え方をする風潮が強まっているのを感じます。

 

つみたてNISAもiDeCoも優れた金融商品です。主に投資信託をコツコツ積み立て、少額から長期分散投資して有利に資産を形成できる。他の金融商品にはない税制優遇制度を受けられるのも魅力ですよね。

 

けれども、つみたてNISAやiDeCoを絶対視し、学資保険や個人年金保険に目を向けないのはもったいないと思います。

 

つみたてNISAと学資保険、iDeCoと個人年金保険、どちらも二者択一で考える人が少なくありません。

 

私はライフプランニングのアドバイスを行う際、家計に余裕があればどちらか一方ではなく、両方とも実践することをおススメしています。それが賢い選択といえるからです。

 

実際、つみたてNISAと学資保険、iDeCoと個人年金保険の両方に取り組んだ方からは、「ダブルで備えたのがすごく良かった」という声を多くいただきました。