4. 「残数がわかりやすい置き方」意外なコツは

どんな小さな家事にも、できるだけ労力を使いたくないですよね。全部出したり、奥をのぞき込んだり、重いものを降ろして確認したり、といった疲れる作業が伴うと、嫌気が差して続かないもの。

日用品のストック置き場のイメージ
仕切りケースを使って同じ種類ごとにまとめると在庫管理がスムーズに

上から見渡せる引き出しや収納ケース、目線の高さよりも下~姿勢が疲れない高さの棚などを定位置にすると、在庫チェックがグッとラクになります。

5. 確認するポイントは2~3か所に絞って

4.で挙げたような収納ケースや引き出し、棚などのストック収納場所は、できるだけ数を絞りましょう。

サニタリー収納のイメージ
ストック置き場が近くにまとまっていると在庫確認がしやすい

空いているからといってストック場所を増やしてしまうと、その場所にしまったこと自体を忘れてしまいかねません。2~3か所程度であれば、うっかり確認し忘れることもなくなるはず。

6. しまい込みすぎない

床下収納、パントリーの奥、棚の裏側など、生活感を見せないためにと目につかない場所に片づけたくなる気持ちはわかります。

扉つきクローゼットのイメージ
扉つきの収納庫にしまいこむと、何を収納したかすぐ忘れてしまいがち

でも、こういった目につきにくいところにしまいこむと、結局在庫を把握しきれないもの。ストックがないことに使い終わった後に気づいたり、買い物のたびに不安で無駄に買いたす習慣がついてしまったりしがちです。


理想のストック場所は、いつも使う場所の近く。他の家事のついでに、おおよそのストック量が把握できれば、作業効率もアップするはずですよ。

 

 

「いつも消耗品を切らしてしまう」「いつも同じものを余分に買ってしまう」など、自分の悪いクセに気づいたときが、習慣の変えどきです。ストックの賢い循環方法を身につけて、日々の家事をラクにこなしましょう。

文・写真/瀧本真奈美