料理や掃除、洗濯、片づけとは違い、名前もないような細々とした家事は「名もなき家事」と呼ばれます。「日用品のストック管理」もそのひとつ。

日用品のストック置き場のイメージ
詰め替えボトルは特にストック切れを起こしがちなアイテム

切れないようにつねに気にしながら、適切なタイミングで買いたし、しまう…この一連の流れを完璧にこなすのはなかなかに大変。確認ミスをしたり、つい切らしたりしまう…という人も多いのでは?


そこで今回は、日用品のストックの賢い買い方と収納方法について、整理収納コンサルタントの瀧本真奈美さんに教えてもらいました。

1. まずは「1か月に必要な量」を把握する

自分の行動を振り返ってみましょう。日用品の買い物をするのはどのタイミングでしょうか?なくなりそうになって慌てて買いに走る、という人も多いのでは?


こうなると「うっかり切らしてしまった!」ということにもなりかねませんし、突発的な買い物に寄って時間も労力も余計に使ってしまいます。

化粧品などの収納スペースのイメージ
化粧品1本を使いきるのにどれくらいかかるかを知ることがまずは大事

まずは「それぞれの日用品が1か月にどのくらい必要なのか」を知ることから始めましょう。


店舗で購入する場合は、家計簿やメモなどに記入し把握したり、オンライン購入なら履歴で管理ができる場合も。数か月ほどチェックを続けると、おおよそ必要な量が分かってきます。

2. 定数から減った分だけを購入する

1.で把握した必要量+α(災害時用などの予備)からストックの定数を決めます。

サニタリーのストック置き場のイメージ
「ここに入る分だけ」と決めておけば買いすぎることはない

ある程度余裕をもたせたストック量にしておくことで、何度も買い物出かける必要がなくなり、減った分だけを月に1度補うだけでよくなります。

3. 同じものを並べる

ストックが減った数の把握を簡単にするためには、同じものを並べるのがベスト。例えばコンビニの食材は、種類別に並べてあるので、残数を誰でも簡単に確認ができますよね。

 

日用品のストックも同じ。同じものを同じ列に並べるのが鉄則です。

日用品のストック置き場のイメージ
同じものをまとめておくことで、在庫の減りが一目瞭然に

買ったそばから床置きのまま放置したり、定位置を決めずあちこちに置きっ放しにしたり、引き出しや収納庫の空いた場所に適当に押し込むのはNG!と心得てください。