コピーしました
お使いの端末は
この機能に対応していません

ママたちに朗報!!子連れ出勤でかなう“理想の働き方”

仕事

2019.07.13

2019年のはじめに宮腰光寛少子化対策担当相により、子どもと一緒に職場に行って仕事をする「子連れ出勤」を政府として後押しするとの考えが表明されました。
これにより、働く親世代にとっては新しい働き方の選択肢が増えた一方で、懸念する声も多くあります。
本コラムでは、子連れ出勤を政府が推奨するようになった経緯や、子連れ出勤のメリット・デメリットに触れ、子連れ出勤でも快適に働けるために必要なことについてご紹介したいと思います。
子育てと仕事が本当の意味で両立できる世の中に少しずつ近づいているのかも?


■子連れ出勤を政府も推奨している理由とは?

なぜ今、子連れ出勤が推奨される動きが出始めているのでしょうか。
実際に、日本で子連れ出勤を制度として取り入れている企業は一部あるものの、まだまだ少ないのが現状です。しかし、海外などでは徐々に一般的になりつつあり、海外ドラマなどでも幼い子どもを連れて業務に励むママの姿を見たという方は多いのではないでしょうか。
その一方で、厳しい声があるのも事実です。

・子連れ出勤の厳しい現実

日本では、熊本市議会議員の女性が、生後7ヶ月の赤ちゃんを連れて議会へ出席したというニュースは記憶に新しいでしょう。その際、他の議員などから批判の声が相次ぎ、問題となりました。
赤ちゃんを連れて議会に出席しようとした女性議員は、「子育て世代を代表して、子どもと一緒に議会に参加できる仕組みを作りたい」という意志から実行したそうですが、周りの議員からすると「議会に集中できない」「事前に通告なくルール違反を犯した」などの批判が起こりました。
同様のケースは海外でも起こっており、スペインやイタリアの議員の女性が赤ちゃんを連れて議会に参加した結果、称賛と批判を浴びています。
子育て中のママにとっては、「保育園に預けられない」「まだ幼い子どもの成長を近くで見守りながら仕事をしたい」という思いがある中、世間では認められない現実があります。

・子連れ出勤にスポットが当たったいきさつ

今回、子連れ出勤を政府が後押しすると表明した背景には、少子化担当相による現地視察が関係しています。子連れ出勤に取り組む会社を視察した少子化担当相は、「赤ちゃんはお母さんと一緒にいるのが何より大切」「人手不足の中で、子どもを産み育てやすい環境を作っていくことは重要」とし、自治体がモデル事業を展開する際の費用やその啓発費用などの補助率を引き上げると表明しました。

 

 


■子連れ出勤のメリット・デメリットとは?

ママにとっては働き方の選択肢が増え、ありがたいように感じる政府からの見解ですが、実際に子連れ出勤を実行に移す上で、どういったメリット・デメリットがあるのでしょうか。

・子連れ出勤のメリット

まず、働くパパやママにとってのメリットとして、「保育園への送迎時間がかからない」ということが挙げられます。自宅⇔保育園⇔会社の動線が、自宅⇔会社となるため、余った時間を子どもや家事に費やせる点は大きなメリットでしょう。
次に、会社にとっては「女性社員の復職率を上げられる」というメリットがあります。現在、多くの企業にとって人手不足は深刻な問題なので、キャリアのある女性社員が産後に復職してくれるということは企業にとってありがたいことです。

さらに、「職場の雰囲気が良くなる」というメリットもあるのではないでしょうか。「子はかすがい」という言葉があるように、子どもがいることで人間関係が明るくなる、独身の方にとっては、結婚・出産にポジティブな印象を持てる、という可能性もあります。

・子連れ出勤のデメリット

反対に、子連れ出勤をすることで、「満員電車に子どもを乗せるリスク」がデメリットとしてあります。朝夕の混雑した電車に子どもと一緒に乗ることは、子どもにとっても親にとっても大きなストレスでしょう。

また、会社では「業務に集中できない」という問題も挙げられます。子どもが小さいうちはおむつやミルクといったお世話が必要となり、その都度、業務が中断してしまいます。また、立ち歩いたり、泣きぐずったりと、親にとっても周りの社員にとっても、仕事に集中しにくい環境になってしまいます。
また、その延長で、親にとっては「他の社員に迷惑をかけてしまうというストレス」があります。どんなに寛容な職場でも、やはり周囲の目が気になるのではないでしょうか。

さらに、子どもにとっても「遊べる環境が少ない」という問題があります。保育園や公園のように遊べるスペースが少ない会社では、たくさんの刺激が必要な乳幼児期に、思いっきり遊べないというデメリットがあります。

このように、メリットもある反面デメリットも多く、まだまだ改善の余地はありそうです。

 

 

■子連れ出勤を快適にするために必要なこと

それでは、実際に子連れ出勤が一般的な世の中になるためには何が必要なのでしょうか。

・子どもを外出に慣らしておく

まずは子どもが新しい環境でストレスを感じないように、電車や知らない環境で過ごすことに慣れておく必要があります。また、人に対する礼儀や、やってはダメなことについて、日々教える必要があります。

・会社内外の人に周知しておく

自社で関わる人達はもちろんのこと、社外でも関係のある人達へは周知しておくと、急なトラブルにも理解を得やすいでしょう。子連れ出勤できることを当たり前と思わず、周囲の協力によって成り立っていると意識することは大切です。

・周囲の社員に子育てに関する認識を浸透させる

これは現在の日本で最も重要で難しい課題ではないでしょうか。実際に子育ての経験がある人には子育て世代の気持ちをくみ取ってもらいやすいですが、未婚率が上がっている今、子育てと仕事の両立の大変さを理解してもらうのは大変困難です。
そのためにも、企業や政府から、子育て世代でない社員へも、なんらかのメリットを提示したり、子連れ出勤のモデル事業を率先して展開したりといった大々的な取り組みが必要となるでしょう。
また、子育て中のパパママも、普段から周りへの気遣いを忘れないことが、少しずつ気持ちを認識してもらうことにつながるのではないでしょうか。

子連れ出勤についてはまだまだ反対意見も多く、現在は制度として推進する動きはストップしています。しかし、そういった議論が増えつつあることこそが、仕事と子育ての両立につながる第一歩なのではないでしょうか。

あなたにオススメの記事

仕事テーマ : 【働き方】その他の記事

働き方
もっと見る