アニメーションを使用するときに注意したいこと

アニメーションは、プレゼンの内容を相手によりわかりやすく伝えるために有効な手段ですが、使用する際には以下のような注意も必要です。

 

アニメーションを使いすぎない

アニメーションの多様はかえってスライドを見づらくしてしまうことがあります。とくに、ひとつのオブジェクトに複数のモーションや効果をつけてしまうと、聞き手は凝った動きにばかりに目がいって、肝心の中身に集中できないなんてことも。

 

ここぞというポイントにしぼって、効果的にアニメーションを使うようにしましょう。

 

必ずリハーサルを行う

アニメーションを思い通りに操作するには、事前にリハーサルを積んでおくことが大切です。

 

よくある失敗として、アニメーション開始のタイミングが挙げられます。開始を「クリック時」にしたかと思いきや、「直前の動作と同時」や「直後の動作の後」などに設定されており、紹介したいタイミングとプレゼンターの話のタイミングが合わないことがあります。

 

そうならないためにも、プレゼンターはリハーサルをしてアニメーションのタイミングを覚えておくことが重要です。

 

アニメーションなしでも資料として成立するか確認

プレゼンに使用するパワーポイントの資料を、印刷物として配布することもあるでしょう。

 

アニメーションを使用したパワーポイントは、基本的にはアニメーションがすべて完了した状態で印刷されます。アニメーションなしの状態でも資料として見やすいかどうか、印刷する前に目を通しておきましょう。

 

パワーポイントのアニメーションを駆使して印象的なプレゼンに

今回はパワーポイントにおけるアニメーションのメリットや方法をご紹介しました。“通る”プレゼンをするためには、それを助けてくれるような効果的な資料が必須。アニメーション機能をうまく取り入れることで、印象的なプレゼン資料を作ってみてくださいね。

 

文/佐藤仁美