歳が近いからこそ、ぶつかるときも(祥子さん/33/ファッションデザイナー)

 

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生まれてすぐ実母を亡くした旦那ですが、6歳のときに、当時23歳だった義母が後妻としてやってきたそうです。というわけで現在、旦那が28歳、義母が45歳、そして私は33歳。私と義母の年の差は、たったのひと回りです。 旦那は義母のことを「お義母さん」と呼んではいるものの、「母」というより、友だちか年の離れた姉弟のような関係です。婚約後、私とは「お義母さんって呼ぶのも変だよね」と、名前で呼び合うようになりました。 年の近いメリットといえば、価値観がそんなに違わないことや、義母もまだまだ元気だということ。3歳の息子の面倒もよく見てくれますし、俗にいう「嫁姑関係」はありません。意思疎通がしやすく、頼みごともしやすいですね。 ただ私の母は、義母より13才も年上の58歳なので、何かを相談したときにどちらの意見を尊重すべきか悩むときもあります。それに年が微妙に近いぶん、意見がぶつかることもあります。 そんなときこそ「義母」として立てておくのも、仲良くやっていくコツでしょうか。でも、ふだんはとっても楽しくコミュニケーションがとれていますよ!

 

 

ふだんは姉妹のような関係、でも、いざというときには「義母」として接している方が多いようです。どんなに親密な間柄であっても、守るべき礼儀をわきまえることが、円満な〝嫁姑関係〟を築くコツかもしれませんね。

 

文:芳野美穂