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初めてわが家に犬や猫を迎える場合、何から教えていけば良いか分からないものです。お互いに緊張している状態なので、いろいろ失敗することも多いですが、気長に一つずつクリアしていきたいものですね。とはいえ、ペットと共存していくためには、ルールを教えなくてはなりません。最初に教えなくてはならないのがトイレです。ペットはトイレを教えない限り、どこでも排泄をしてしまうので、初日からしっかり教えるようにしましょう。

■初めてペットを迎えるために用意しておくこと

ペットを初めて迎える場合、事前にペットが暮らしやすいように必要なものをそろえておく必要があります。 トイレはもちろん、ペットフードとご飯とお水用の器、ベッドやブランケット、ペット用のおもちゃ、必要であればケージやサークルなどを用意しておきます。 犬と猫とでは、用意しておくトイレグッズも異なります。犬の場合は犬用のトイレと、ペット用のトイレシーツ、猫の場合はトイレと猫砂が必要になります。また、猫は爪を研ぐ習性があるので、爪とぎを用意しておきましょう。 犬は散歩に連れていかなくてはいけませんので、首輪とリードを用意しておく必要があります。猫は特に散歩を必要としませんので、室内飼いであれば首輪をつける必要もありません。 ペットがトイレを失敗したときのために、消臭グッズも用意しておくと良いでしょう。 また、初めてペットを飼うと、抜け毛に驚くかと思われます。服やじゅうたん、家具などが毛だらけになりますので、ロールクリーナーを用意しておきましょう。ペットの毛は掃除機では簡単に取れないことも多いため、ロールクリーナーが必須アイテムになります。

■犬と猫のトイレグッズの違い

犬用と猫用のトイレは同じように思えますが、販売されているトイレの形も異なります。 犬用のトイレはトレータイプが多く、体より少し大きめのサイズのトイレトレーを選んであげましょう。トレー部分が開閉できるようになっており、下にペット用のトイレシーツを敷きます。 シーツを敷いただけのトレーでは、犬が上手におしっこをできない場合もあります。子犬のうちはシーツをぐちゃぐちゃにすることもありますので、しつけ用のメッシュが付いているものを選ぶと良いでしょう。 おしっこの跳ね返りがある場合は、壁付きのトイレがおすすめです。取り外しできるタイプもありますので、上手にできるようになったら外してあげると良いでしょう。 猫用のトイレは犬用よりは小さく、中に猫砂を敷き詰めて利用します。砂の跳ね返りがあるので、壁付きのものが多く、全体をカバーするトイレも販売しています。 猫砂は紙製や木製、おからなどを使用したものや、粒が小さめの鉱物系などの種類があります。 紙製や木製、おからはとても軽いのが特徴で、粒が大きいため猫がトイレの後で砂を散らかした後に処理がしやすいのが特徴です。 どのタイプも固まるものやトイレに流せるタイプが販売されていますが、鉱物系に比べるとそれほどしっかり固まりません。 鉱物系の猫砂は吸収性に優れているため、しっかりと固まるのが特徴です。天然の砂状に近いので、猫が喜んでトイレをします。 しかし粒が細かいため、散らかした後の掃除が大変なことと、重いのが特徴です。トイレに流すことができないので、ゴミの日までため込むと、かなりの重量になります。

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■犬のトイレトレーニング

子犬から迎えた場合、トイレトレーニングを成功させるためにサークル、またはケージを用意しておきます。 犬はやわらかいものにおしっこをしてしまうので、サークル内にブランケットやベッドはおかないようにしましょう。 サークル内にトイレを置いておき、トイレをしそうなそぶりをしたら、すぐにサークルの中に入れます。おしっこをしたら褒めてあげ、サークルの外に出します。 トイレを覚えるまではこれの繰り返しになります。サークルの外に出した後は、次にいつトイレをするか分からないので、目を離さないようにしましょう。 子犬は30分から1時間単位でおしっこをします。トイレに行きたくなったときは、その場をくるくる回ったり、ニオイをかぎ始めたりしますので、トイレサインを見逃さないようにしましょう。

■猫のトイレトレーニング

猫は比較的トイレを覚えやすい動物なので、トイレに砂を入れておけば、自分から勝手にトイレに入り、おしっこをすることが多いようです。 しかし、最初にトイレを失敗してしまうと、その場で何度も排泄してしまうようになりますので、トイレを覚えるまでは根気よくトイレに連れて行ってあげることが必要です。 猫はトイレに行きたくなると、地面を掘るようなしぐさをしたり、ウロウロし始めたりします。トイレサインが出たらトイレに連れて行ってあげ、前足で砂をかくように誘導してあげると、トイレをします。 一度トイレを覚えると、あとは自分からトイレに行くようになりますので、それほど心配する必要はありません。 どうしても失敗してしまう場合は、他の場所でおしっこをしてしまったとき、ティッシュにおしっこを染み込ませ、それをトイレに置いておきます。 トイレをしそうなそぶりをしたとき、トイレに連れて行って、ティッシュのニオイを嗅がせるにすると、そこで排泄を行うようになります。 粗相した場所はキレイに拭き、消臭スプレーなどをかけておきます。ニオイが残っていると、またそこでトイレをしてしまう可能性があるので、しっかり拭き取るようにしましょう。

■まとめ

ペットがトイレを失敗しても、決して手を出してはいけません。殴られることで恐怖を覚え、余計にトイレを失敗するようになりますので、覚えるまでは気長に教え続けましょう。