子供が欲しがってペットを飼うときに、ルールを決める家庭は多いようです。
ほかの家庭の親たちが、子供が欲しがるペットを飼うときに決めるルールはどのようなものか、
いくつかご紹介しましょう。
■犬を飼うときのルール
例えば、当然犬はフンをしますが、 犬のフンは親ではなく、子供が中心になって片付けるといったルールを設定した家庭がありました。
犬は散歩中にフンをするので、もしそのまま放置すればほかの人の迷惑になります。子供たちも犬のフンを拾うように なれば、フンをきちんと片付けることの大切さが理解できるかもしれませんね。
また犬は抜け毛がつきものです。小型犬でも大型犬でも抜け毛が出ますし、長毛種を飼う際は特に抜け毛のケアが必須です。犬の毛が散らばらないよう、子供たちにブラッシングを義務付けてもいいかもしれません。
犬の臭いが気になるようなら、シャンプーをしてもらうようにするのも一手です。親が犬の臭いが気になると指摘したら、それから1日以内には犬のシャンプーをするように設定している家庭もあります。
犬を室内で飼うと、床など家中が傷だらけになってしまう心配があります。犬が家具や床を傷つけないように、室内にあげて遊ぶときはフットウエアを装着させたりする必要もあります。
子犬の頃は犬をかわいがっていた子供が犬が成長するにつれて飽きてしまうこともあります。犬を飼うときに子供が犬に飽きずにいつまでも中心になって世話をするように約束すれば、親に世話を任せてしまうことはなくなるかもしれません。
もともと犬を飼うつもりがあまりなかった親が、子供の意思を尊重し、飼うことになった場合、世話をおしつけられても犬の世話が大きな負担になってしまいます。
犬の予防接種や餌の準備などは親がするにしても、基本的には散歩や遊びなどを含めた犬の世話を子供に任せるようにし、大切にするようにルールを設定しておくと犬と暮らす生活が快適になるのではないでしょうか。
■ハムスターを飼うときのルール
子供にとって人気のペットといえばハムスターです。ハムスターは世話が簡単な動物として知られていますがどのようなルールを設定している家庭があるのでしょうか?
ハムスターは初めてペットを飼う人が最初のペットとして選ぶことが多く、飼う前に家族で 話し合って生き物を飼うことについて意見交換する家族もありました。
その際にハムスターを飼う条件として親が子供に求めるのは子供が中心になって世話をすることがよくあるようです。ハムスターを飼う前に、どのような世話が必要になるか、子供たちに知ってもらうとよいでしょう。
ハムスターは少し前にブームになって以降、ポピュラーなペットなので子供向けの飼育書も豊富にそろっています。小学生くらいの子供であれば図書館で飼育書を借りて読むこともできるでしょう。
ハムスターの世話はトイレの世話、小屋の中に敷いている床材の交換、餌と水やり、回し車などの器具の消毒などが中心になります。
餌を与える際にあげてはいけない食べ物などもきちんと理解してもらうようにルールを決めるとハムスターが中毒死したりすることもないでしょう。
ハムスターは犬や猫のようにはなつかないペットかもしれません。鳴き声もなく飼いやすいとは言われていますが、かみ癖のある個体はしつけで矯正するのは不可能に近く、小屋全体を定期的に掃除したりする手間のかかるペットでもあります。
ハムスターが寿命を全うするまで飼うなら世話にかかる手間や具体的な内容を理解させたうえで、子供がハムスターに飽きずにきちんとお世話をするようルールを決めておくとよいですね。