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本来インターネットは世界中の様々な情報にアクセスできるものですが、そのインターネットの普及によって大きく変わったきたものがあります。それは家電です。


生活の中でなくてはならないものなのですが、コンピューターの搭載やインターネットとの接続によって大きく変化しているのです。家電そのものが進化しているのと同時に、インターネットを使用して外部からアクセスし、操作ができるようになっているのです。

■家電が勝手に判断してくれる

家電にAIが搭載されたことによって、簡単に自分好みの使い方にカスタマイズできるというのは非常に大きなメリットです。 例えば、洗濯機であれば、素材ごとに選択の仕方を変える必要があるのですが、洗う素材を選択すると、液晶画面で洗濯の仕方を表示してくれたり、重量などから適切な水量を判断して、適量の洗剤で洗濯が可能となります。 今までは人間が判断して調整していた部分をすべて自動で行ってくれるのです。 また、炊飯器では白米や玄米を選択するだけで自動で最適な炊き方で炊き上げてくれます。


電子レンジなどは、以前なら時間を設定していましたが、それが食材を選択するだけで自動で最適な温め方にしてくれます。


さらには、センサーで対象の温度を計測し、最も効率よく加熱するようになっています。中にいれてボタン一つで最適の温め方ができるようになっているのです。 冷蔵庫関連では、中に入れる際にカメラで撮影したり、賞味期限を登録しておけば賞味期限が近くなったものを知らせてくれるスマホアプリもあります。冷蔵庫にメモを貼っておいてもよいのですが、冷蔵庫自体が記憶してくれれば、メモのようにはがれたりすることもありません。 このようにコンピューターとAIの搭載で家電そのものが賢くなっていて、何も考えずともボタン一つでベストな状態に仕上げることができるようになっているのです。

■家電を外出先からコントロール

家電は賢くなっただけでなく、その場にいなくても操作が可能になってきています。インターネットに接続できるタイプの家電であれば、外出先からスマートフォンやタブレットなどを使用して制御することができます。 最も便利なのが、ハードディスクレコーダーではないでしょうか。どうしても見たかったテレビ番組が急用で家に帰れなくなってしまい、見られなくなってしまったということは少なくありません。 初めから外出する予定であれば録画をしておくのでしょうが、急用というのは起こりうることですよね。職場でも、帰ろうと思ったら残業をお願いされてしまったというケースもあるでしょう。そういった場合に、スマートフォンから簡単に録画予約をすることができます。 また、エアコンでは家に帰った時には室内が快適な温度になっていると嬉しいですよね。ですが、タイマーの場合、早すぎたり、遅すぎたり、ベストなタイミングで最適な温度というのは難しいものです。 帰宅時間が決まっていれば可能ですが、予期せぬことが起きたりと、どうしても予定時間が前後してしまうもの。そういった場合、スマートフォンをリモコン代わりにして電源を入れて温度設定をすれば、外出先からでも自宅のエアコンの操作ができるのです。 これならベストなタイミングで電源を入れることができますし、タイマーをセットすることもできるのです。 家電を通り越して玄関の施錠の確認や、施錠ができるものもあります。鍵をかけたかどうか心配になったとき、家まで戻らなくてもよいのです。