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昨今、芸能人が俳句を作る「プレバト」を筆頭に、俳句の番組が数多く放映されています。俳句がブームになっていますね。


「プレバト」での夏井先生が厳しいように、俳句には外せないルールがあります。


今回は「ここを外さなれば簡単に俳句を作れるポイント」をご紹介いたします。

■そもそもの俳句の成り立ち

物事には成り立った背景が必ずありますが、俳句も同様に背景があります。俳句の背景を知ることで、より一層俳句への理解が深まりますので、簡単にご紹介します。


俳句は日本の古来からある文化です。そもそもどのようにして文化に根付いていったのでしょうか。


俳句は「連歌」という貴族の教養として遊びから派生しています。連歌とは五七五を組み合わせ三十六句もしくは百句を1作品とする歌です。


鎌倉時代以前までは貴族のみの遊びでしたが、室町時代以降から庶民にも広がり、連歌が流行しました。


連歌の最初の句(発句)の五七五が今の「俳句」として楽しまれています。


■ここを外さなければ俳句になる!ポイント3つ

俳句にはルールがありますが、ここではポイントを3つご紹介します。


ここを外さなければ簡単に俳句が作れますので、ぜひ覚えてみてください。 ・定型詩


俳句は五七五の17音で作るのが基本です。これを定型詩といいます。


17音というのは、文字の数ではなく、音の数です。


例えば、朱色「しゅいろ」は4文字ですが、音は「しゅ」を1音とするので3文字としてカウントします。


他にも色々ルールがありますが、音で17音と覚えておくと良いでしょう。 ・季語


季語とは、季節と結びついて、その季節を表すと定められている語です。(引用:デジタル大辞泉)


例えば5月は和風月名の「卯月」や 「夏めく」といった夏を彷彿とさせる季語があります。


季語はネットでも簡単に検索できますし、本格的に調べたい方は季語を掲載した辞典も販売されていますので、見てみるのはいかがでしょうか。 ・切れ字


切れ字とは、句の表現が完結し独立するために、句中または句末で特別に切れるはたらきをする字(語)のことです(引用:デジタル大辞泉)


現在では「や」「かな」「けり」の3種類が、切れ字として使われる傾向にあります。 以上のポイント3つを踏まえて有名な松尾芭蕉の俳句をみてみましょう。


「古池や蛙飛びこむ水の音」


数えてみると17音であり定型詩に当てはまっています。また、春を表す「蛙」の季語が使われており、「や」という切れ字が使われています。


先ほどご紹介した3つのポイントを押さえて作ると俳句ができますので、ぜひ試してみてください。