夫は育児参加を“特別視”している?


外でだけ育児参加する夫に対して厳しい声が上がる中、「育児に参加しているつもりになっているのでは?」という疑問の声も相次いでいました。パナソニック株式会社が実施した「オムツ替えに関する意識調査」では、育児に対する夫の姿勢が明らかにされています。

 

育児中のパパに「育児への参加状況」を質問すると、「とても積極的に参加している」と答えた人は29.0%。さらに「ある程度積極的に参加している」という回答も57.0%と、計86.0%の人が育児に積極的なことがわかりました。

 

ところがママを対象に「パパの育児参加に対する満足度」を聞いたところ、「かなり不満がある」は13.5%を占めています。「少し不満がある」と回答したママも46.5%にのぼり、合計すると59.0%の人が「夫の育児参加に不満を持っている」という結果に。育児に対する認識が夫婦間で大きくズレているのかもしれません。

 

実際にネット上では「夫が同僚に『育児が大変』と漏らしているみたい。本人は育児に参加してるつもりなんだろうけど、家では全然手伝ってくれてない」「『夫が育児に参加すること』を特別視していることが、そもそも私の認識と食い違ってる。当たり前だと思っているなら外でだけ育児参加したり、育児参加をアピールしないはず」という声が。

 

男性の家庭進出が当たり前になっている現代ですが、まだまだ夫婦の認識には大きな差を感じる場面もあるよう。必要なタスクを改めて夫婦で共有してみてはいかがでしょうか?

 

文/長谷部ひとみ