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「私がいると助かるわよ」なんて、甘〜い言葉で同居を持ちかけてきた姑…いざ一緒に暮らしてみたら、まさしく〝家政婦扱い〟だったと、妻たちは嘆きます。うっかり信じたばっかりに、「姑地獄」にハマってしまった妻たちが語る、日常の恐怖のお話です。

「姑地獄」にハマってしまった妻たちの体験談

私はまるで店員扱い(あかりさん/35/会計)

姑との同居が始まって早1年、いまではすっかり「1日のルーティン」が定着してきました。朝起きると、すでに姑がソファでニュースを見ています。「おはよう」と挨拶はしてくれますが、決して朝食の準備に立ち上がることはありません。 私は姑を横目にキッチンに行き、家族全員分の朝ごはんの準備にかかります。寝そべっている姑が手伝ってくれることはなく、私がご飯をよそい始めたタイミングでダイニングテーブルにやってきます。 「おいしいわね」「ありがとう」なんて言葉もなく、黙々と食べ続けるだけ。たまに口を開いたかと思えば「あらー、魚が焦げてるわね」「今日のご飯はちょっと固いわねぇ」と余計なことしか言いません。 最初の頃は「本当ですね、すみません」と謝っていたのですが、最近では「あら、そうでした?」とだけ返しています。食べ終わると姑は再びソファへ、もちろん食器はそのままです。そして晩ご飯も同じ流れ。私のこと、飲食店の店員とでも思っているのでしょうか。

私がいて助かるでしょ?(かなこさん/29/育休中)

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娘が生れて6か月を過ぎたころ、マイホームを建てることになったんです。すると姑が「私がいたほうが絶対に助かるわよ!」と乗り出してきて…半強制的に姑との同居がスタートしてしまいました。 いまは育休中のため、旦那が仕事の間は姑と2人きりで過ごすことに。あれだけ「私がいたほうがいい」と力説していたので、少しは育児を手伝ってくれるのかと思いきや…何もせずに指示ばかり出してくるんです。 声をかけてきたかと思えば「庭の雑草が伸びてきたわよ」「玄関の床が汚れていたわよ」と、やりもせずに報告ばかり。せめて家事の間に子どもの面倒を見てくれるのかと思いきや、自分の部屋から一歩も出てきません。 子どもが昼寝をして、私もやっと休憩できる…と思ったのもつかの間。「○○ちゃん寝たの? じゃ私が見ててあげるから、いまのうちに買い物済ませて来ちゃいなさいよ」。お昼寝中の子どものそばに1時間いて「私がいて助かるでしょ」なんて思っているんですかね。

家にいられるよりマシ…じゃない!(すみこさん/33/パート)

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姑の強い希望により、同居生活がスタートしました。舅はすでに他界している姑は、毎日のように1人で出かけています。近所の友人とお茶したり、電車に乗って買い物に出かけたり、アクティブな毎日を送っているようです。 「家にずっといられるよりマシ」と思っていたのですが、実際はそうでもありません。「今日は夕方までに帰る」と言っていたのに「お友達と食べてくるから、やっぱり晩ご飯はいらないわ」と急に電話が入ったり、「今度あの服を着ていくから、クリーニングに出しておいてね」と頼まれたり。 これって…「今日は飲んで帰るからご飯いらない」「スーツのクリーニングよろしく」と言う旦那に対して、妻がイラつく構図と同じですよね? まさか、旦那ではなく姑に振りまわされるなんて、思ってもいませんでした。 あげくの果てに、「明日は朝早く出るから、朝食はいつもより1時間早くお願いね」って…私はあなたの家政婦じゃないんですけど。

姑と同居で家政婦にならないためにしっかり話し合って

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姑世代には「嫁は姑の世話をして当然」という考え方の人もまだまだいます。同居の話が出たら流されたりうやむやにしたりせずに、「どういう条件でどういう暮らしになるのか」「家計や家事の分担はどうするか」を、きちんと話し合ってから決定するべきだと思います。聞きにくいことだからこそ、タイミングを逃すと…ず〜っと「地獄」ですよ!

 

ライター:鈴本ちさこ
元ナンバー1キャバ嬢。会社経営者との結婚を機に引退し、自身の恋愛経験を書いてほしいと、依頼されたことをきっかけにライター活動を開始。某有名恋愛ライターのゴーストとしても活動している。ずれた金銭感覚で、ママ友ができないのが悩みの種。