■共感できる派

このように炎上してしまった妻のトリセツですが、共感できるという人もいました。妻のトリセツは書籍なので高評価のレビューも集まっています。一部をご紹介しましょう。 ある男性は妻と一緒にいると突然怒り出したり、無言になったりするので理由を聞くと泣きわめいてしまう妻の行動を知りたくて妻のトリセツを購入したといいます。 すると書籍に男性と女性の脳の思考回路やパターンの違いが掲載されていて、女性にやってはいけない典型的なパターンがわかったそうです。 例えば腹痛を訴える妻に対して夫が、病院に行けばと一言言うだけでは怒ってしまう妻が多いのではないでしょうか?女性側としては男性のこうした受け答えは冷たい対応に見えてしまうところがあります。そうした対応をし続ければ妻が気持ちをわかってくれないと泣きわめいてしまったり、無言になってしまうのもある意味当然かもしれません。 また、妻のトリセツについては科学的信憑性が薄いという声が寄せられている一方で、身近な女性を見る限りでは「当たっている」とする意見もありました。 何にせよこうした言動をすると妻が攻撃的になったりするなどといった事例が書いてありますので、不機嫌になった妻や女性に対応するためのヒント集になるでしょう。 他人の行動に対して不満を感じることも多々ありますが、他人の行動を変えるよりも自分の対応を変えるようにすれば相手からの対応も変わってきます。 妻のために夫が譲歩するのは面倒なところがあるでしょうけれど、相手に自分にとって望ましい対応を求めるなら、こちらも相手にとって望ましい対応をとったほうがいいということなのかもしれないですね。

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■妻のトリセツの扱い方 インターネット上で男女の対立はよく見られます。話題によってはしばしば炎上するのですが、今回の妻のトリセツについてはテレビ番組で数ページ紹介されたことがきっかけとなり、大きな話題になりました。 注目したいのは男性が考えた妻のトリセツについて女性が反応しているのではなく、女性である著者の考えに女性が共感したり反発したりしているということです。 あくまでも女性のひとりである著者の意見が全女性代表のようにしてテレビで取り上げられてしまったため、反感を買った面もあるのかもしれませんね。 しかし、妻のトリセツに共感できるという人も少なからずいます。夫と言い争って激怒した女性が冷静に本音を言うのは難しいことがありますし、全てではないでしょうけれどもケンカをして落ち着いてみたら夫のせいで妻が傷ついていたというケースも人によってはあるでしょう。そもそもケンカで相手を怒らせてしまっているようではあまり対等なコミュニケーションがとれていなかったのかもしれませんね。 テレビで取り上げられていようと新聞で取り上げられていようと、意見は意見でしかありません。 夫婦関係についてはついセンセーショナルになってしまう人が多い印象ですが、妻のトリセツについてはあくまでもひとつの考え方として受け止めて、参考にできるところは参考にしてみるというような使い方をしてみるのが一番かもしれませんね。 みなさんは妻のトリセツについてどう思いますか?