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夫婦の間でも絶対に仲が悪くなってしまう禁止行為があります。 それは相手のスマホやパソコンの検索履歴を見ることです。 配偶者のスマホやパソコンが気になっても、検索履歴を見てはいけません。また、自分も見られる可能性があることを踏まえ、シークレットモードにする、または履歴はこまめに削除する、など対策する必要があるのです。

■目に触れてしまうのを防ぐ

家庭ではスマートフォンは一人に一台ずつあったとしても、パソコンに関しては一台を家族みんなで使っている。ということがよくあります。 パソコンは、仕事や作業をする際に、家族が閲覧したサイト履歴を見てしまうことがあります。特に問題になるのが Google アカウントなどで共通 ID を使用したログインをしたときです。 細かくバックアップをとる機能のあるブラウザは写真や音楽などの履歴を保存していることがあります。そのため、パソコンでインターネットを使うだけでプライバシーがダダ漏れになってしまう恐れがあるのです。 閲覧履歴はともかく、困るのが検索エンジンで検索した単語の履歴が見えてしまうことではないでしょうか?閲覧履歴は個々のページをたどらないとどのようなサイトを閲覧したのかわからないようになっていますが、検索履歴はパソコンに自動的に保存されることがあります。 そのため、何気ない単語を検索エンジンで検索したところ、大人向けのサイトを閲覧していたことが発覚してしまった。というアクシデントも起こり得るのです。 思春期の子供がそうしたサイトを見ているのも問題ですが、夫婦でケンカになりやすいのは夫がアダルトなサイトを見ていたという証拠が出てしまうケースです。 妻に検索履歴を見られてしまい、口を利いてもらえなくなったという方もいます。 パソコンを利用する目的は人それぞれですが、自分の検索履歴が目に残る状態にしたままだと、家族を傷つけてしまうこともあるのです。そのため、検索履歴は家族の目に触れないように対策しておく必要があります。

■シークレットモードを利用

検索履歴はシークレットモードと呼ばれるブラウザの機能を使えば閲覧したあと自動的に消去されるようになります。 ブラウザによって異なりますが、多くの場合ブラウザの右上の端にあるプルダウンメニューをクリックし、シークレットタブ、もしくはプライベートタブというものをクリックすれば履歴の自動消去機能付きのブラウザが立ち上がります。 また、Amazon ではおすすめシステムというものに従って関連商品を表示させる機能があります。これが家族の問題になることもあります。 例えば年頃の子供がパソコンからアクセスして美少女フィギュアを買ったとしましょう。すると次に母親が Amazon にアクセスした際、おすすめ商品として何万円もの美少女フィギュアが広告として出てきてしまったりするのです。 実際に購入したのは安い商品であったとしても、関連商品として高いフィギュアが表示されるシステムは見た人の誤解を生みます。 Amazon で商品を購入したあとにきちんとログアウトをすればその人の関連広告が表示されることはないのですが、うっかり忘れるというのが人間というものです。 Amazon でおすすめシステムも使わないようにするためには、アカウントサービスのサービス設定を開き、「パーソナライズド広告を表示しない」を選択します。そうすれば購入履歴からおすすめ商品がチョイスされることがなくなります。 画面左上にある「マイショップ」から「おすすめの商品を正確にする」という項目を選ぶとユーザーが過去に購入した商品一覧が表示されます。 「おすすめの商品に使わない」をチェックしておけば家族に誤解を招くことがなくなるでしょう。 広告をパーソナライズド広告にするシステムは楽天などでも採用されています。同様の操作で解除することができるはずです。