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投資が初心者の方にとっても、比較的スタートしやすいのが、投資信託です。お金を出せば、自分の代わりにプロが運用してくれますから、何かと安心ですよね。 とはいえ投資信託においては、自分自身で運用の詳細について決定することはできません。だからこそ、「どの投資信託を選択するのか」が、非常に重要なポイントとなるのです。 投資信託で成功できるかどうかは、投資信託の選び方にかかっていると言っても過言ではありません。しかし初心者にとっては、それが難しいというのも事実です。具体的に、投資信託はどう選べば良いのでしょうか。気になる情報をまとめます。

■投資信託の選び方の基本

まずは投資信託の選び方の基本についておさらいしておきましょう。選ぶのが難しいとされる投資信託ですが、以下のポイントに沿って選択していくのがオススメです。 ・運用成績


・投資コスト


・純資産残高


・残りの運用期間


・売買回転率


・ファンドマネジャー 初心者が投資信託選びをする際に、ヒントとなってくれるのが過去の運用成績です。3年から5年以上の成績をチェックすることで、ファンドマネジャーの腕を見極めることができます。 ただし「成績が良すぎる」投資信託にも注意する必要があります。投資の世界において、リスクとリターンは比例して大きくなっていくものです。リターンが大きいということは、その分大きなリスクを許容している可能性があり、「次も成功する」とは限らないでしょう。 また投資にはコストがかかるもの。投資信託で長期的な運用を行おうと思った場合、コストも大きくなってしまいがちです。こちらについても、しっかりとチェックしておきましょう。 純資産残高は、投資信託の規模を示す数字で、この数字が高いほど安定性があり、効率的な運用が行いやすいと言われています。純資産残高は30億円以上あるかどうかを、チェックしておきましょう。 残りの運用期間や売買回転率は、運用実態を示すための数字です。運用期間ができるだけ長く、そしてが意外回転率が低く、無駄なコストを使っていない金融商品が魅力的です。

■ベストな投資信託を選択するのは、プロでも難しいという現実

投資信託の数は非常に多く、それぞれの特徴を正確に把握することは、プロであっても難しいという特徴があります。投資信託の世界においても、「投資」にまつわる知識や経験は必要なもの。しかし知識や経験を身につけているからといって、常に「最善」の結果を得られるのかと言うと……そうでもないのです。 だとしたら、まずはネット上の便利ツールなども活用して、自分が求める方向性の投資信託を絞り込んでいきましょう。その上で、「これはない」と思う条件を見つけ、それらに当てはまってしまう投資信託を、候補から除外していきます。 投資信託だけに限らず、「金融商品を購入する」となれば、「どの選択をすれば、自分にとってのデメリットを最小限に届けられるのか」と考える方も少なくありません。 投資信託選びにおいて、「これはNG」と思うポイントを見つけたら、それ以外に当てはまっている投資信託を探していきます。3つ程度のNG条件を事前に考えておくことで、自分に合った投資信託をある程度見極めることができるでしょう。