夫が見せる何気ない行動に対して、「何かがおかしい」と感じた経験はありませんか? いわゆる「女の直感」ですが、実際に夫の周辺を探ってみると、次から次へと証拠がポロポロ……なんてケースも少なくありません。 いざというときに、抜群の能力を発揮する女のカン。なんとなく「そういうものだから」と受け入れている方も多いですが、実は女のカンが優れているのには、きちんとした理由があるということをご存知ですか? 女のカンが鋭い理由と、そのメカニズムについて紹介します。
女性のカンが鋭い理由その1「観察力の高さ」
女性のカンが鋭いとされる理由の一つが、日常的に発揮している「高い観察力」です。女性は男性よりも、観察力が優れていると言われています。 ちょっとした変化にも敏感に気付き、そしてそれを仲間内で共有することで、女性たちはコミュニケーションを広げていきます。同僚の髪型やネイルが変わっていても、気付かない男性は多いですが、女性の場合は敏感に察知しています。 こうした観察力は、特に「自分にとって身近な相手」に発揮されやすいと考えられます。日常的に見ている相手であれば、普段との違いも認識しやすいもの。相手に対して好意を抱いていれば、より一層高い観察力が発揮されると言われています。 女性が男性の浮気や不倫を、「なんとなく」で嗅ぎ分けるのは、男性側の何かに変化の兆しを感じとっているからなのでしょう。 ・声のトーンがいつもと違う
・雰囲気が変わった ときにはその「何か」を、言葉で説明するのが難しいこともあるかもしれません。しかし女性の観察力は、言葉以外でその「何か」を察知しているのです。 観察力の高さは、自分自身で鍛えることも可能です。「パートナーの浮気を見抜く能力が欲しい!」と思ったときには、日常生活の中で観察力を高めるトレーニングをするのもオススメですよ。
女性のカンが鋭い理由その2「脳の仕組み」
女性のカンが鋭い理由として、もう一つ挙げられるのが脳の仕組みです。女性の脳は男性の脳と比較すると、「脳梁」という場所が発達していることがわかっています。 この脳梁は、右脳と左脳をつなげている部分で、両方の脳が情報を伝達し合うパイプのような役割を担っています。ここが男性よりも発達しているということは、一つの情報についてあらゆる側面から整理し、結果に結び付けることができるということ。条件の整理や、考えられる状況の判断なども得意としています。 先ほどの「同僚のネイル」の例を挙げれば、女性は「ネイルが変わった」という事実にのみ注目するのではなく、「新しいネイルの雰囲気」や「変えたタイミング」などにも注目しています。 その結果「もしかして新しい彼氏ができたのかな?」「今日は何か特別なイベントでもあるのかな?」なんて、状況全体を推察していきます。 このような推察を重ねていくことで、女性のカンの精度は増していくというわけですね。
女性のカンは、防衛本能が働いているという説も!
女性のカンが鋭い理由として、防衛本能を挙げるケースも少なくありません。女性は男性と比較すると、体は小さく、また力で勝つことも難しいでしょう。 危機的状況を回避するために、カンの良さが備わっているという説もあります。 また女性の防衛本能が働く対象は「自分」だけではありません。女性は自身のお腹の中で赤ちゃんを育む力を持っています。また出産後も、まだ言葉を話せない赤ちゃんのお世話に没頭することになります。 赤ちゃんを守り、赤ちゃんを育てていくためには、「相手の気持ちを察する力」が欠かせないものです。新生児のお世話も難なくこなせるよう、「最初からカンの良さが身についている」と考える意見もあれば、「慣れない育児に四苦八苦している中で、さらにカンの鋭さを高めていく」と考えることもできるでしょう。 あらゆる意味で、「カンの良さ」は女性にとって欠かせない能力と言えるのかもしれませんね。
女性のカンは大切な武器になる!
女性のカンが優れているメカニズムに注目してみると、カンの良さが、女性の生活を支え、自分自身を守ってきたことがわかります。 現代においてもそれは変わらず、女性にとっては強い武器となってくれることでしょう。 もちろんカンの良さにも個人差があり、女性であれば誰でも全てを察知できるというわけではありません。しかし身近な人に対してだけでも、さまざまな情報を察知できれば、身を守るための武器として使えるのかもしれませんね。 カンの良さを発揮するためには、まずは「周囲の人をじっくりと観察する」ところからスタートしてみてください。
女性のカンをじょうずに生かそう
女性の中には、無意識のうちにカンの良さを発揮する方も少なくありません。夫が帰宅した瞬間に、「何かがピンと来てしまう」なんてこともあるのかもしれませんね。 「女性のカンが優れている」と言われるのには、きちんとした理由があるもの。言われてみれば、納得!という方も多いのではないでしょうか。 とはいえ、カンはあくまでもカンで、夫の「何か」を感じとったとしても、それだけで相手を追い詰められるわけではありません。「何か」を察知したときには、カンを頼りに証拠集めをスタートしましょう。 どこをどう探せば確実な証拠が見つかりそうなのか、こちらについてもカンを頼りに探してみてください。今後の夫婦関係を見直す、きっかけになるのではないでしょうか。