保育園から「お熱があるので、迎えに来てください」という電話を受け、夫に連絡してみるも「無理」と断られ…早退してお迎えに。働くママにはよくあるシーンです。でもよく考えたら「なんで毎回、私がお迎えに行くの?」と納得いかないママたち。そこで考えた〝夫を引きずり出す作戦〟とは?
保育園の呼び出し対応。夫婦でうまく分担するコツは?
スケジュール共有で嘘みたいに喧嘩なし(ももこさん/38歳/営業)
私が産休から復職するにあたり、夫婦のスケジュールを共有管理できるアプリを使い始めました。「午後から会議・連絡不可」「通常業務・連絡可」というように、それぞれの仕事の予定をアップしています。元はカップル向けのアプリらしいのですが、これがとっても便利なんです。
保育園からお迎え要請があったら、アプリのスケジュールをすかさずチェック。お互いの予定がすぐにわかるので「旦那は今日は無理だ」「そっち忙しそうだし、今日は俺が行くわ」と、都合のつくほうがスピーディにお迎えに行けます。
おかげで「どっちが行くんだよ?」「あなたが行ってよ!」のようなやりとりがなく、喧嘩することもありません。相手の状況が分かるから、自主的に動くんでしょうね。
ちなみに「どっちも都合が悪い」というときは近所に住んでいる姑の出番。「どっちも迎えに行ける」ときは、前回までの交代制で行っています。
緊急連絡先の順位を入れ替えた(じゅんさん/40歳/事務)
子どもの体調が悪いときのお迎えは、必ずと言っていいほど私の役目。たび重なる早退に「なんで私ばっかり…」とだんだんイライラしてきたんです。「たまにはあなたが行ってよ」と旦那に言っても「えー…そんなの上司になんて言われるかー」と嫌そうな反応ばかり。
そこで一計を案じ、保育園に「緊急連絡先を変更したい」とお願いしたんです。今まで「緊急連絡の優先順位」の欄には、1番に私、2番目に旦那の携帯番号を書いていたのですが、その順位を入れ替えたんです。
後日、旦那から「保育園から連絡で迎えに来てほしいって。とりあえず行くって答えたけど…」と電話があったので、「そうなんだ、ありがとう。じゃよろしくね」と返事しました。
「…え? わ、わかった…」と戸惑っている様子でしたが、そのまま迎えに行きましたよ。保育園から直接言われると、責任を感じて断れないのでしょうね。当事者意識って大事だな、と思いました(笑)。
曜日担当制にしました(さえさん/37歳/販売)
わが家では、子どもの対応は「曜日担当制」にしています。基本的に、月・水・金曜日は私、火・木曜日は旦那が担当です。
保育園のお迎えも曜日担当が行きますが、体調が悪くて欠席させる日や、お迎えに呼ばれた時などの緊急対応も同様。「今日だけは無理!」というときだけ、バトンタッチすることもあります。
最初に私が提案したときは「仕事で無理なときもあるし…」と、旦那はゴネまくっていました。「私も無理なときはあるんだけど。それでもほとんど私が行ってるけど」と真顔で迫り、なんとか了承させました。
いまでは保育園からお迎え要請が来たら、「熱が出たって。今日は火曜日だからよろしくね」と旦那に連絡するだけ。以前のように「代わりに行ってもらえない? 無理そう?」とお伺いをたてることがなくなったので、手間もストレスも激減しました!
夫婦の連携を工夫して呼び出しに対応しよう
夫のなかではいつのまにか「緊急お迎えは妻がするもの」という意識が根づいてしまっていることも。まずは育児に当事者意識を持たせ、自分もやるべきことなのだと分かってもらうことが重要です。そのために考えたママたちの作戦、これなら真似できそうですよね!
ライター:楠 ゆず
娘と夫、茶トラの猫の3人+1匹で暮らすフリーライター。思い切ってマンションを購入し、ローンパラダイスへ突入中。幼児教育にハマってしまい、興味をもった教材は手に入れないと気が済まない。おかげで家には教材の山が…。断捨離欲と収集欲の葛藤に悩む日々です。