いよいよ平成も終わり、新元号の「令和(れいわ)」が発表されました。 CHANTO世代では、お子さんはもちろん、ママも改元(元号が変わること)は初めてという人が多いのではないでしょうか? 今後、テレビで特集されたり、おそらく学校の授業にも登場する「元号」について、お子さんに分かりやすく説明でき、興味持ってくれれば、社会や国語のテストなどにも役立つ可能性があるかも…? 今回はそんな「元号」について、親子で楽しみながらお子さんの理解を深めるコツを紹介します。
「元号」や「令和」ってなに?子どもに分かりやすく教えるには
保育園や幼稚に通う年齢の子でも、ニュースなどで度々「新元号が決まりました」などと出てくるのを見て「げんごうってなに?」「れいわってどういういみ?」などとママやパパに尋ねてくることがあると思います。
難しい用語を使わずに小さい子に意味を伝えるのはなかなか難しいですが、意外と「時代」などの言葉は知っている子も多いもの。
「新しい時代になるんだよ」
「この国では、時代になまえがついているんだよ」
「むかしむかしから、順番にいろんな名前がつけられてきて、次の”れいわ”はなんと248番目なの」
「令(れい)には”きれい”とか”いいこと”っていう意味があって、和(わ)は”なかよし”っていうことなんだって。日本中の人が立派に仲良く生きていける時代になるといいね。」
など、年齢に応じて話してあげてはどうでしょうか。
小学校の「国語」や「社会」のテストに出るかも?
2011年度(平成23年度)から実施されている新学習指導要領には、「第5学年及び第6学年の国語の学習内容」として以下のように書かれています。
(ア)親しみやすい古文や漢文、近代以降の文語調の文章について、内容の大体を知り、音読すること。 (イ)古典について解説した文章を読み、昔の人のものの見方や感じ方を知ること。
これまで「親しみやすい古文」の例として『かぐや姫』のおとぎばなしで知られる『竹取物語』や、お正月の遊びで親しまれている「百人一首」などが題材に選ばれていました。
今回の元号制定のもととなった「万葉集」も、今後ニュースなどで子どもたちがよく目にすることが予想され、授業に登場する可能性も高いといえます。
漢字を見てみると、新元号に使われている「令」は現在小学校4年生で習うと決まっています。同じく「和」は3年生で習います。どちらも、新元号にちなんで漢字のテストに出そうですね。 社会科では、現在は小学校6年生で歴史の学習が始まり、「国の成り立ち」という単元で、天皇について学びます。
さらに2020年から実施の新要領では、小学3年生から、地域の年表をまとめる学習の中などで「元号を使った年代の表現」が盛り込まれるそう。 その後も、中学・高校と「応仁の乱」「安政の大獄」といった名称からも分かるように、歴史と元号は切っても切れない関係ですよね。
せっかくの改元という貴重な体験、「よく分からない」でスルーせず、この機会にいろいろ知って親しみを持っておくと、将来歴史の勉強をする時も、教科書の中の出来事ではなく身近に感じられるようになるかもしれません。