education201904

小さな子に「〇〇しちゃだめ」「〇〇をやめなさい」と叱ると、「なんで?」「いいじゃない」と返ってきて、思わず「ダメなものはダメなの!」と言いたくなることはありませんか? もしくは、いつもそう言っているかもしれませんね。 子どもには、きっぱりダメと言った方がルールを理解しやすいのか、きちんと理由を説明した方が納得しやすいのか…どちらも一理あって悩んでしまいます。 今回は、しつけに「ダメなものはダメ」が通用するのか、叱り方で子どもはどう変わるのかを、お子さんの年齢ごとに、ママたちの考え方を聞かせてもらいました。

 

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OK・NGどちらにしても、大切なことは共通している


まず、多くのママやパパの共通した前提意見として、

 

  • 命や安全に関わるようなこと
  • 人権を侵害するようなこと
  • 緊急性のあること
  • 反社会的なこと

 

などについては、問答無用で「ダメ」と言うのはOK。否定的な人はほとんどいませんでした。

 

「どうして命を大切にしなければいけないのか」といった根源的な問いは、高校・大学の学びのテーマに取り上げられたり、新聞や書籍で論じられることがありますが、そこでも100%納得のいく答えが導き出せていないのが現状です。

 

しかし、わが子に「自分の命や他の人の命を大切にしてほしい」というのは、通常誰もが願うことでしょう。

 

道路に飛び出す、誰かをいじめる…といった行為は、仮に何らかの背景があったとしても、それ自体は「ダメなものはダメ」という考えは理解できるのではないでしょうか。

 

その上で、ママ・パパの考え方、子どもの年齢や性格、その時の状況により、「言い聞かせる」「ダメと一喝する」それぞれの立場や意見を聞いてみたいと思います。