家でしっぽりと飲む“晩酌好き”は、世の中に多いはず。奥さんと“たわいもない話をしながら”というのが、旦那さんにとっては嬉しいのかもしれません。しかし女性陣の中には、あまり晩酌を“快く思わない人”もいるようです。
“毎日3時間の晩酌”には付き合いきれない!?
「旦那の晩酌が、正直言うと面倒くさいです」と漏らす30代の主婦。旦那の晩酌は“毎日”で、飲み始めからシメの食べ終わりまでに3時間ほどかけるそう。彼女は“おつまみ”を準備することに加え、シメ料理のタイミングも旦那のペースに合わせています。結局洗い物が夜遅くになってしまうこともあり、「旦那の晩酌って、世間的にもこれくらいが普通なのでしょうか…」とお悩みのようす。
このエピソードを受け、まずは彼女に対する称賛の声が上がりました。「おつまみにシメ料理までつくなんて、どれだけ贅沢な待遇なんだ!」「家でそこまで晩酌を堪能できるなら、外での飲みはもう不要だね」といった声が相次ぐことに。
続いて、晩酌好きな男性からの“晩酌事情”が次々と披露されています。「外で飲むより晩酌の方が好き。ビールや焼酎をチマチマ飲んでるよ!」「お酒がそんなに強くないから、晩酌は長くても1時間半くらいかなぁ」「おつまみは自分で、ご飯は嫁さんに作ってもらっています」など、各家庭でスタイルはさまざま。中には、「休日に仕込んだチャーシューをつまみにしています」とコメントする人もいました。
旦那の晩酌にどこまで付き合う?
また“妻がどこまで晩酌に付き合うか”についても、世帯によって大きな違いが。ある男性は、「ウチの妻はかなりの酒豪。一緒に飲み始めても、最後は私が先に寝てしまいます(笑)」と夫婦での晩酌を楽しんでいるよう。他にも「ご飯を一緒に食べるところまでが2人の晩酌。その後は1人で延長戦です」「妻は途中で席も外しながら、ちょこちょこ席に戻ってつきあってくれる」という夫婦がいました。
しかし別の男性からは、「私自身つい飲み過ぎてしまうことが…。結局いつも妻に激怒されています」といった経験談も。“怒られる旦那”は世の中に多く、「『最後に洗い物があるってわかってるの?』といつも叱られる」「飲み過ぎてそのまま床で寝ようとすると、だいたい怒られますね」といった声も上がっています。
ネット上では“妻側の声”も上がっており、「気分がいい時は『おつまみでも作ってあげようかな』と思うけど、悪い時は『全部自分でやって!』の一点張りです」「洗い物が遅くなると翌日のお弁当作りにも影響が出る。あまり長いと注意するかな」「金曜だけ2人で晩酌するのがちょうどいい」などの本音が飛び出しました。
“1日頑張ったご褒美”で晩酌する夫婦も
アサヒグループホールディングスは以前、全国の20歳以上の男女を対象に「『家飲み』に関する調査」を実施。世の中の“晩酌にまつわる実情”を明らかにしています。
まずは「家飲み(自宅での晩酌・飲酒)」の頻度を尋ねると、「ほぼ毎日」との回答が35.7%。男性43.0%に対して女性は27.5%という内訳で、やはり男性の方が晩酌を日課にする人が多いようです。また全体の7割を超える人が、少なくとも「週2回以上」晩酌をしていることも判明。
続いて「家で誰と一緒にお酒を飲むか?」の質問では、「1人」が50.9%で1位。2位には「夫婦(45.4%)」、3位に「親(12.6%)」がランクインしています。「夫婦」と回答した人からは、「ほぼ毎晩、夫婦で夕飯のおかずを肴にして飲んでいる」「1日頑張ったご褒美に夫婦で乾杯します」などの声が上げられていました。
また“家飲みの魅力”については、「自分のペースで飲める(36.2%)」「リラックスできる、落ち着く(36.1%)」「飲み代を気にせず飲め、家計に優しい(33.5%)」「夫婦や家族と一緒が楽しい(33.0%)」といった回答が上位を占めることに。
夫婦揃って気持ちよく晩酌するためにも、お互いへの気遣いは大切にしていきたいですね。
文/古山翔