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自分から動こうとせず、指示を待ち続ける“指示待ちさん”。ずっと面倒を見続けているとうんざりしてきますよね。忙しい状況でも働いてくれない“指示待ちさん”に、ママたちは不満を爆発させていました。

 

自分から動かない“指示待ちさん”がストレス…


スーパーで働くママは、自主的に業務をこなさない「新人のパートさん」に怒り心頭。「私が指示をするまでぼんやり立っているだけ。どれだけレジが混んでても、『レジ入って!』と言うまで“知らぬ存ぜぬ”の一点張りです…」と悩みを打ち明けていました。

 

ママのお悩みをきっかけに、様々なパターンの“指示待ちさん”があげられています。「『品出しは違う人がやっているから、私はレジの点検をしておこう』みたいな判断ができない人。イラッとするよね」「いざ指示を出しても、指示とは全然違うことをしていたり… 分かりきってないなら質問すればいいのに」「指示を待っている間、勝手に余計なことをしてる人もいます。逆に仕事が増えるのでやめてほしい」など、困っている人は多いよう。

 

また“指示待ちさん”の中には、「指示を出したのに動かず、じっとしている。どうしたのか尋ねると『わからなくて…』と答えられた」「こちらが問いかけないと“自分が何をしているのか”を話さない」という“質問待ちさん”も言及されていました。

 

“指示待ちさん”の教育に力を入れる人も!


「“指示待ちさん”に困っている」という人へ向けたアドバイスも見られます。 まず目につくのは“指示を出すべき”といった声で、 「とにかくどんどん指示を出した方がいい。行動に目を光らせてあげないと」 「指示を毎回出すのはしんどいかもしれないけど、仕事で大きなミスを出すよりはまだ安心」 「“指示待ちさん”だって給料貰って働いてる。仕事しない人の分まで自分で動くと、ストレスが溜まるよ! どんどん指示して動かすべき」 などの意見が。

 

一方で「“指示待ちさん”を成長させたい」と願う人も少なくありません。 「『自分から動いて』と指示してあとは放置。次の行動を考えさせることが大事だと思う」 「まず自分が仕事の要領をしっかり見せてあげましょう。正解を提示すれば真似して動けるようになりますよ」 「『これ終わったら教えてください』『わからないところがあれば聞いてください』ってフォローするところからスタート。しばらくしたら私から『次は何をやろうとしてるのか教えてください』と質問するようにしました」 「“指示待ちさん”の前の職場は『言われたことだけやれ』という方針だったのかも。だから『こうしてくれると助かります』みたいなアプローチをして、仕事を見つける意欲を出させるのはどうでしょうか?」 といった方針が上がっていました。

 

「仕事ができない人」は改善の努力をしていない!?


実際“指示待ちさん”は自分自身をどう思っているのでしょうか? 人と組織の“見える化”を推し進める「株式会社マネジメントベース」は、「仕事ができない若手社員の特徴」についてアンケートを実施。若手社員に対する上司のホンネが明らかにされていました。

 

「仕事ができない若手社員の特徴」を聞くと、1番多かったのは「受け身、自主性、積極性が乏しい」という回答です。2位は「仕事が遅い、要領が悪い、ミス・不注意が多い」、次いで3位に「報告・連絡・相談がない、コミュニケーション力が低い」がランクイン。

 

続いて「若手社員は自分自身が“仕事ができない”と認識しているか」と質問したところ、44%が「認識していない」と答えていました。同様に「改善しようとしているか」を調査すると、51%もの人が「努力をしていない」と評価しています。

 

“指示待ちさん”にストレスを感じることは多いですが、成長すれば大事な戦力になるかもしれませんね。

 

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文/内田裕子