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こだわりのマイホームを建てたい場合は、建て売りにするか注文住宅か悩むものですが、少しでも思い通りのデザインを実現させたいと思うなら、建築家への依頼を考えるのではないでしょうか。 世界にたった一つの自分だけの家を手に入れることができるので、建築家に依頼したいと考える人も少なくありません。 しかし初めて依頼する場合、どの建築家におまかせするのが良いか分からないものです。やはり依頼するなら、それなりに経験を積んでいるプロの建築家に依頼したいですよね。そこで建築家に依頼するときは、どのようなことに気をつければ良いのかまとめてみました。

■過去の作品

建築家に依頼する前にまずチェックしたいのが、過去の作品を確認することです。どのような作風なのか、どのようなテイストの作品が多いのか建築家によってタイプが異なりますので、自分の理想とする住宅にマッチしているかどうかが分かります。 ナチュラルテイストを得意とする建築家もいれば、スタイリッシュ系やリゾート系、モダン系など、自分の得意とするジャンルがある建築家も少なくありません。 もちろん中には作風がバラバラの建築家もいます。お客さまの希望を形にすることを最優先しているタイプの建築家や、アーティストとしての枠を限定したくないタイプの建築家であれば、作風が統一していないこともあるでしょう。 また、建築家によっては大型の建築物や公共の施設、デザイン性の高い建築物など、得意としているジャンルがあります。 大型の建物ばかりデザインしている建築家よりも、住宅を専門にデザインしている建築家のほうが、デザインはもちろん、設備やコスト、暮らしやすさなどバランスを考えて提案してくれますので、理想のマイホームを建てやすいかもしれません。

■構造設計や設備設計に精通している

建築のプロである建築家は、設備や構造の設計力も高いものです。住宅は見た目のデザインだけでなく、電気やガス、水道などの配管や配線を効率よく設計する必要があるため、建築家には設備や構造の設計力も求められます。 あまり構造や設備の設計に精通していない建築家の場合、構造よりもデザインを優先した設計をしてしまったり、コストが高くなってしまう可能性もゼロではありません。 デザイン性ばかり強調してくる建築家は、そこで暮らす人のことを考えた住みよい住宅作りが難しい場合もあるかもしれませんね。