■苦手分野は分業制で対応しよう
金銭感覚は、子どもの頃からの生活習慣の積み重ねで決定されるもの。変えろと言われても、すぐに対応できるとは限りません。苦手な分野があるのであれば、それをカバーできる「分業制」を採用するのがオススメです。 もしあなたが「夫の無駄遣いに悩む妻」であるなら、いっそのこと家計のやりくりをお任せしてみるのも良いでしょう。「生活費を支払って、余った分は好きに使っていいよ」と伝えれば、夫なりにお金の使い方を工夫していくことでしょう。 夫に渡したお金は「残らないもの」と思っていれば、妻のストレスが必要以上に溜まることはありません。夫に渡す分から、事前に「貯蓄分」を分けておきましょう。 生活費の負担金額や、理想の貯蓄割合は、生活環境によっても変わってくるものです。分業制で挑むときには特に、お金の流れを明確化し、いつでも話し合える環境を整えておくことが大切です。
■まとめ
夫婦間の、金銭にまつわるトラブルは非常に多いもの。実際に、金銭感覚の違いから離婚に発展してしまうようなケースも少なくありません。夫婦だからこそ、デリケートな問題だと言えるでしょう。 特に結婚直後は、お互いの金銭感覚の違いが表面化し、トラブルになりやすい時期だと言えます。「お金の話はしづらいから」なんて遠慮するのではなく、ぜひ積極的に家計会議を開いてみてください。 お互いの考え方がオープンになることで、徐々に「相手を受け入れる姿勢」も身についていくはずです。「幼いころから身につけて来た、自分一人の金銭感覚」ではなく、「夫婦として家族として生活していくための、新しい金銭感覚」を身につけていけるのではないでしょうか。