“綿棒”にも歴史あり!


ところで現在は当たり前のように普及している“綿棒”は、どうしてあのような形になっているのでしょうか。一般用医薬品の製造や販売を行っている「平和メディク株式会社」の公式サイトでは、綿棒の歴史が紹介されています。

 

同サイトによると、もともと綿棒は綿を一定の長さにちぎって棒の先端に巻きつけたものが発祥。綿の部分に薬を塗布して使っていたそうです。そんな中アメリカのとある人物が、爪楊枝に脱脂綿を巻きつけて使っている妻の姿を目撃。そこから着想を得て、今のような形の綿棒を考案しました。

 

その後日本で初めて綿棒の製造・販売を開始したのが、当時は“平和エーザイ株式会社”という社名だった「平和メディク株式会社」。しかしこの頃は国内需要がほとんどなく、ヨーロッパや豪州への輸出が主だったといいます。

 

ちなみに箱ではなく“綿棒”にも耳掃除以外の様々なライフハックがあるようで、「キーボードを掃除するときに使ってる」「メイク直しに綿棒は必需品」「ドットネイルを自分でやる時に重宝する」といった声が。自分なりの使い方を探してみるのも、面白いかもしれませんね。

 

文/河井奈津