20190313musume01

父親にとって、娘からの「パパ嫌い!」の一言は胸にグサッときますよね。“男と女”という違いもあり、娘にどう接するかに悩むパパは多いはず。しかしこの悩みを解決する糸口は、なかなか見つけるのが難しいようです。

世の中に多い“パパ嫌いな”娘たち


“娘の主張”が始まり困惑するパパたち

世のパパたちから噴出したのは、「パパ嫌いな娘にどう対処したらいいか…」との嘆きの声。産まれたての時とは違い、3歳頃を迎えると“娘の主張”が始まります。特に“パパが娘を叱る場面”がきっかけとなり、娘の「やっぱりママがいい!」という態度が露骨になってしまうとか。

娘に嫌われてしまったきっかけは?

ネット上では、具体的な“嫌われてしまったきっかけ”が相次ぐことに。食事やトイレなど日常生活の1コマがポイントとなるようで、具体例をいくつかピックアップしてみましょう。

 

「食事をこぼした時に『そうやって食べたらダメでしょ!』と叱って以来、関係は悪化しました」


「『ちゃんとおもちゃを片づけなさい!』と注意しただけなのに、翌日から娘が目も合わせてくれません」


「娘がトイレを失敗したことがあり、『もう3歳なんだから、ちゃんとしようね』と伝えた。この一言が“パパ嫌い”の始まりに…」

 

パパにとっては、“思わぬ場面”がきっかけとなってしまうみたいですね。

家庭によって異なる「パパ嫌い!」への対処法


解決の鍵は“夫婦の連携”?

“パパ嫌いな娘”の悩みを解決したいのは、パパだけではなくママも同じです。「なんとか夫と娘の関係を元通りにしたい」とコメントするママたちは多く、中には“夫婦で協力して”事態を乗り切ろうとする家庭も。

 

「娘を叱る時は、『これはパパから、これはママから』って役割を決めておくといい」


「“娘の前でパパを悪く言わない”を徹底した方がいい」


「夫が娘を叱ったあとのフォローは必要。『パパは○○ちゃんのためを思って言ってくれたんだよ』と伝えるだけで全然違う」

板挟みにされるママたちの悩み

夫婦が連携したおかげで、どうにか“父と娘の関係”を修復できる家庭もあります。しかし家庭によっては、“夫が折れない”というケースも発生中。ママも“どちらを説得すべきか”悩ましい状況となってしまいます。

 

「娘が『パパと寝たくない!』と言えば、夫も『もう○○には優しくしない』とやり返します…」


「この前、パパが娘に『もう○○のことなんて知らない!』とキッパリ。間に立たされる私が1番やりづらいんだよな」

 

一方で、あるパパからは「『パパ嫌い、ママがいい』に8年間耐え、ようやく娘たちが“俺の膝”を取り合う状況に。念願の『おいおい、参ったな―』が言えました」との経験談が。

 

父から娘への愛情は、伝わるまでに長い期間がかかるものですね。

娘に聞いた“父親”に対するホンネ


“父親好き”な娘は約8割!

「ルナルナ」を運営する株式会社エムティーアイは、「父と娘の関係について」と題した調査を実施。ズバリ「父親のことは好きですか?」の質問では、「大好き(19.6%)」「好き(60.1%)」という回答がトップ2を占めました。

 

次は「父親との関係について当てはまるものを教えてください」との設問。回答をいくつかピックアップすると、娘の抱いているホンネが明らかに。

 

「感謝している」が20.0%


「父親に直してほしい部分がある」が15.8%


「父親に対して素直になれないことがある」が8.4%


「あまり仲が良くない時期があったが、今は改善した」が8.2%

 

父親とどれくらいコミュニケーションを取る?

最近の“父と娘のコミュニケーション事情”は、どうなのでしょうか。12歳~15歳の娘に絞ると、「毎日」と回答した人が65.3%。年齢を重ねるごとに頻度は減っていきますが、23歳以上の女性を見ても「月に数回」という回答が6割を超えています。

 

また「彼氏・夫が父親に似ている気がするか?」を尋ねると、YESの割合は以下通り。

 

16歳~18歳…10.9%


19歳~22歳…22.0%


23歳~30歳…30.7%


31歳~40歳…28.2%

 

20代に入ると、徐々に“父親に似ている人”を選びがちな傾向に。若い頃は“パパ嫌い”な娘も、段々と“父親の良さ”に気づくのかもしれませんね。

文/古山翔