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産休・育休を終え、いよいよ子どもの保育園入園が近づいてくると、あれこれとグッズを買い揃えたり、名前を書いたり、手作りしたりと保護者は大忙しですね。

 

必要なものの種類が多く、保育園ごとに細かいルールもあるので、育児に追われながら準備しているとついつい何かを忘れてしまいそう。

 

そこで、今回は先輩ママ100人にアンケートを取り、「保育園入園準備で、うっかり忘れて入園後に困ったモノはありますか?」と聞いてみたところ、共通で「これは困った!」というモノや、意外なあんなモノこんなモノが飛び出しました。

 

これから初めての保育園準備を始めるという人は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

「入園後、これがなくて困った」というママは3人に1人


今回お話を聞いた100人中、「準備していなくて入園後に困ったモノがある」と答えたのは36人。 約3人に1人が、入園してみたら何か足りないものがあったという結果でした。

 

中には、 「入園説明の冊子を見ながら準備したのですが、古いものを使いまわしているのか、タオルのサイズやループの位置など、書かれていた情報が間違っていて困りました」 という人もいて、これはちょっと困りますが…。

 

では、具体的にはどのようなことで「しまった!」と感じたのでしょうか?

圧倒的に多かったのは「洋服が足りない!」「指定と合わない!」の声


今回のアンケートでは、「洋服」について、思ったより必要だった、指定があって用意したものを使えなかった…など多くの失敗談が寄せられました。

 

汚れたら即お着替え…これじゃ枚数が足りない!

着替えは複数用意していたものの、実際に保育が始まると足りなくなって慌てた人が多数だったようです。

 

「家では多少汚れても着替えまではしなくてすみました、園では外遊びやお絵かきなど汚れ方が半端ないので、どんどんお着替えすることを知りました。用意していた枚数では全然足りず、入園直後の週末、買いに走りました」

 

「子どもの保育園もスタートですが、私も同時に仕事がスタート。慣れるまでは本当にバタバタで、洗濯し忘れたり、夜に洗っても朝までに乾かなかったりで、着替えは思ったよりかなり多めに必要だと思いました」

 

思ってたのと違った!買い替えに一苦労


洋服には園ごとに指定があることも多く、入園してから保育士さんに指摘されてがっくり…というママも。

 

「第一子ということもあり、私も納得のいく上質でお洒落な服を揃えたつもりでしたが、必要だったのは可愛い服じゃなくて脱ぎ着しやすい(先生が着せやすい)服でした…」

 

「0歳児だったのでオーバーオールやロンパースを用意していたのですが、上下つなぎの服は禁止で買いなおす羽目に」

 

「フード付きの服、パーカー、ひも付きの服はNGだったので、手持ちが使えない服だらけ。引っ越したので上の子と違う園なのですが、前の園では指定がなかったので、思いがけなく買い替え費用がかさみました(泣)」

 

季節の変わり目も盲点だったようです。

 

「うちの子の園では長袖の肌着が禁止だったのですが、よく知らずに長袖ばかり用意してしまいました」

 

という声もあれば、

 

「入園してすぐ、ぐっと暖かくなり、急きょ半袖の服が必要に。まだ全く揃えていなかったのですが、着替えで大量に必要になり、慌てて買いに走った経験があります」

 

「半袖半ズボン推奨の園だったのですが、3月にはなかなか半袖は売っていないんですよね…あちこちお店を回ったり、通販サイトを見比べたり、購入にかなり苦労しました」

 

という体験談も。

お昼寝でも、こんな「ああ、失敗…」が!


お昼寝グッズでもこんな失敗談がありました。

 

「布団カバーが必要で、慣れないながらミシンで手作りしたのですが、なぜか小さく作ってしまい作り直すことに」

 

「お布団は持ち運び用の袋がついたセットがよく売られていますよね。それを買えばよかったのですが、敷布団と掛布団セットを購入してしまい、初めて持っていくときにあれ?どうやって持っていこう…と」

 

「自宅では、昼寝の時に毎回着替えてはいなかったのですが、園では毎日パジャマに着替えて昼寝をするそうです。家用も枚数ギリギリだったので、足りなくなって買いました」

 

意外なこんなモノが必要?!小物もあなどれない


上履き・外靴

「入園児にはまだ伝い歩きだったので、外用の靴は買っていませんでしたが、明日からお外遊びするので持ってきてくださいねと言われ。靴は子どもを連れて行って履かせてみないと合うかどうかが分からないので、仕事終わりでお迎えのあとショッピングモールを回り大変でした」

 

「私が子どものころ通っていた保育園がはだし保育だったので、上履きが必要という発想がありませんでした。入園のしおりをよく見たら必要なもののページに書いてあるんですけど、多すぎて見落としていたようです」

 

雨対策のレインコート

「育休中は、雨の日にわざわざ子どもを乗せて自転車で出かけることはなかったですが、送迎は雨の日も雪の日も自転車が必要。レインポンチョが必要になり購入しました」

 

「徒歩で駅から保育園に迎えに行って家に帰るのですが、荷物も多いし、傘だけではスーツがビショビショ。レインコート必須ですね」

 

こんなモノまで必要!

「濡れたものを入れるためにナイロン袋の束が必要だったので、50枚入りのものを一袋購入。袋の表に名前を書いて持って行ったら、なんと一枚ずつ書かないといけないと知り、その夜、ひたすら名前を書き続けました…」

 

そのほか、着替えなどを入れる「巾着袋」、「布おむつ」、手拭き用の「ハンドタオル」「おしぼり」、「マグマグ」など、こまごまとしたものがたくさん必要になるため、つい忘れてしまうのも無理もない…と思える回答がいっぱいでした。

まとめ


いろいろな「しまった!」「困った!」という体験談がありましたが、その反面、こんな声もありました。

 

「忘れて困ったものは特にありません。保育園は働くママたちの味方、後からの対応でも寛容で助かりました」

 

そして、モノの準備はもちろん必要ですが、お子さんとも「もうすぐ保育園だね」「ママもお仕事頑張るから、保育園で楽しくがんばろうね」など話をして、心の準備も忘れないようにして下さいね。

 

次回は「保育園の準備費用を節約したい!100均の活用術」をお届けします。

 

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文/高谷みえこ (アンケート実施時期:2019年1月~2月)