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育休が終わり新生活が始まると、まずは毎日の生活をこなすことに精一杯で時間が過ぎていきますね。

 

そんな中、いろいろな場面で「ああ、育休中にああしておけば…!」と後悔することも。

 

今回は、先輩ママ100人へのアンケートで分かった、「育休中にやっておけばよかった」と思うことを6つのパターンに分けて紹介していきます。

 

もうすぐお子さんの保育園入園・復職を控えたママはぜひ参考にして下さいね。

 

後悔その1:子どものこと、育休中にこうしておけばよかった!


まずは、子どもがらみで先輩ママたちが「しまった!」と思ったのはこんなこと。

 

「託児所が見つかったのはいいのですが、そこの雰囲気や評判などを何も調べず、一度説明を聞きにいっただけで決めたのを少し後悔しています。薄着でどろんこになって遊ぶのをよしとするところや、わりと静かな雰囲気でテンションの高い子が浮いてしまうところ、保育士さんの対応など、微妙に子ども本人との相性があると思うので、事前に1日以上預けて様子を見てから決めるほうがいいと思いました。うちの子、意外と人見知りする…など性格もわかりますしね」

 

「公共の検診や予防接種が平日午前中にしかないことを、送られてきた通知のはがきを見て知りました。復帰前になるべく行っておくべきでした…」

 

「小児科・耳鼻科・、皮膚科などの情報収集をしっかりしておけばよかったです。いざ病気になってからだと、診療時間や場所などでとりあえず行けるところ、近所の医院などを選んでしまいがち。もっと評判のいいところがあったのでは…と思っても、いちど連れて行くとなかなか簡単には変えられないので、先に検討しておくべきでした」

 

「トイレトレーニングを終わらせておけばよかったです。保育園から、汚れた布おむつを毎日持ち帰り夜遅くに洗濯して干すのは地味に大変…」

 

後悔その2:育休中、もっと平日にお出かけしておけばよかった!


「動物園や水族館・科学館などは週末に行くと人がいっぱい。その点、平日はどこの施設も空いていて、整理券なしでショーやプラネタリウムが見られたり、お弁当を広げるスペースもたくさんあってよかったです。もっとあちこち行っておけばよかった」

 

「広々とした公園や水遊びなど、もっと思いっきりこどもと遊んでおけば良かったなぁと思っています」

 

「育休明け、週末に出かけてみて人が多いのにびっくり。週末はたまった家事を片付けるのと、翌週のための作り置きなどで疲れているところに、あの人混み…と思うとお出かけしよう!という気になかなかなれず残念でした」

 

後悔その3:育休中に家事や身の回りの準備を整えておけばよかった!


育休明けの毎日を安心してフル稼働するために、もっと家の中の体制を整えておくべきだった!というママも少なくありませんでした。

 

「大掃除は年末にしたところだから…と思わず、春にもやっておけばよかったです。仕事が始まると、床やトイレなど最低限の掃除しかできないので、たまったホコリをいちどきれいにしておけばだいぶ違ったと思います」

 

「復職後、洗濯物が一気に増え、梅雨入りもあって全然乾かないので、あわてて乾燥機付き洗濯機を購入しました!育休中に機能や値段をじっくり比較して、家電の底値といわれる2~3月に底値で買えばよかった」

 

「水ぼうそうやインフルエンザなど、元気になっても登園禁止の期間が長い病気の時は、実家の母やお姑さんにサポートしてもらうことも多々あります。職場に〇〇はどこにあるの?と困った義母からメールが来て焦った経験から、いろいろなモノの保管場所がわかるように、ラベルシールなどで貼っておくことにしました。育休中にやっておけばよかった」

 

「時短で作れるおかずのキットを手配しておけばよかったです。復職後、慣れるまではしばらく時間に追われて家事をこなすのが大変。離乳食はできるだけ手作りしたかったので、大人の食事は、あとは焼くだけ・炒めるだけの時短おかずを契約してもよかったなと思いました」

 

後悔その4:育休中は自分の準備もしておけばよかった!


つい後回しになりがちなママ自身の準備ですが、復職後はこんなところで後悔したという声が。

 

「もう少し体力つけとけばよかったと思いました。復帰してから1年半は体力不足に悩まされました」

 

「職場復帰直前ごろの私は、育児に慣れてきたからなのか産後太りが目立ってきて、復帰した時には体も服装もだらしなく、バリバリ働いている同僚女性たちとの差がひどかったです。授乳しやすい髪型や服装ばかりしていたためか、ものすごく自分がダサく見えました…(笑)」

 

「ワードローブの整理や通勤服の購入をすっかり忘れていました。出産前の服でいいやと思っていましたが、サイズが合うのは子連れ用ファッションのみ…」

 

「子どもの保育園のことで頭がいっぱいで、自分は育休中ゆるい服ばかり着ていて通勤に使える服が足りないことに復職後気付いたものの、保育園ではお迎え前のショッピングは禁止。以前のように仕事帰りにデパートに寄ることができず焦りました」

 

「仕事内容を再度確認しておくべきでしたね!案外、段取りや細かいルールを忘れているものなので。子どものことや家事のことはいろいろとシミュレーションしたのに、仕事復帰に向けては何もできなかったので、復帰後カンが戻るまで失敗続きで落ち込みました」

 

「私は以前の職場に復帰したのではなく新しく入社しましたが、赤ちゃんとばかり過ごしているうちに、社会人としてのマナーや行動・態度を忘れかけている部分もあって、思った以上に緊張しました。簡単にでもおさらいしておけば良かったです」

 

後悔その5:育休中、もっと自分磨きをしておけばよかった!


育休中といっても、赤ちゃんのお世話は24時間勤務のようなもの。育休中の資格取得や自分磨きを推奨することは賛否を呼ぶ昨今ですが、少しなら時間が取れたかも…と、復職後のママは思っているようです。

 

「資格取得しておけばよかったです。育休中は時間の余裕なんて全然ないと思っていましたが甘かった。復職してみると時間のなさは輪をかけていて、振り返るとあれでも1日30分くらいは勉強時間が作れたなあと今になって思います」

 

「習い事は復職してから始めるのはかなり難しい。せめて、平日の空いている日に体験だけでも行っておいたらよかったなと思っています」

 

「育休中、混んでいない昼間に買い物に行ったりして、ペーパードライバーを克服しておけばよかったです!」

 

「育休の間は収入減だという意識が強すぎ、カフェに行きたくても我慢して、公園でベビーカーの傍でペットボトルのドリンクを飲んでいました。復職後は会社と家と保育園の往復でカフェなんて全く行けないのだから、無理せず時々行けばよかった!」

 

「育休明けは、すべての時間が仕事か家事か育児か…という感じ。読書や英語など教養になることを少しずつ続けておけばよかった!と痛切に感じています」

 

まとめ


ところで、今回、お話を聞いた中で、2人目の育休明けのママからは

 

「上の子のときは余裕がなくて何もできなかったので、2人目の時には、すべて実行したつもり。後悔はないです!」

 

という声もありました。さすがですね。 (『CHANTO』を読んでいたので困らなかった…というママも。ありがとうございます!)

 

逆にいうと、初めての育休明けでは誰でも何かしら「こうすればよかった!」と思うことがあって当たり前なのかもしれません。

 

今回先輩ママたちに教えてもらった体験談が、あなたの「ああ、後悔…!」を1つでも減らすための参考になれば幸いです。

 

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文/高谷みえこ (アンケート実施時期:2019年1月~2月)