保育園の入園準備は、大きなものからこまごまとしたものまで、トータルするとかなりの費用がかかることも。
仕事復帰や式典用のスーツ・時短家事のための家電購入など、入園前後は他にも何かとお金が必要な時期でもあるので、節約できる部分はできるだけ節約したいですね。
そこで今回は、保育園からの指定に合わせて上手に100円ショップを利用して入園グッズを準備した先輩ママの知恵を紹介します。
また、保育園入園時、どのくらいの費用がかかったか、アンケート結果もあわせて紹介。ぜひ参考にして下さいね。
保育園の入園準備、みんなはいくら使った?
まずは、CHANTO読者へのアンケートによる「保育園入園準備にかかった費用」の調査結果がこちら。
先輩ママたちの家庭で、保育園入園準備に使ったお金は「1万円台」がもっとも多く、3人に1人という結果でした。
また「2万円台」と「3万円台」がそれぞれ同数で、合わせてこちらも全体の3分の1を占めています。
「1万円以下」では、5000円程度で済んだという人も複数いて、園の方針やお下がりの有無によってはかなり安く抑えられることもあるようです。
そのほか、「送迎に電動自転車が必要になり、10万円以上の出費になりました」「無認可の保育所なので指定のグッズはなく、入園準備に使ったお金はありません」という回答もありましたが、平均して予算は1万円~3万円と考えておけばよいのではないでしょうか。
では、みんなは予算1万円~3万円で何をどのように買ったのか、内訳を見ていきたいと思います。
保育園入園準備、費用の内訳は?
一般的に、幼稚園では制服や帽子・バッグなどいろいろな指定品の購入が必要ですが、保育園には制服はなく必要最低限の準備でよいことがほとんどです。
通園や子どもの身の回りで必要なものは、子どもの年齢や園によって異なりますが、おおむね次のようなものが挙げられます。
- 通園バッグまたはリュック
- 絵本バッグ
- ループつきタオル(手洗い用)
- おしぼり(食事用)
- エプロン
- お昼寝布団セット
- お昼寝用パジャマ
- おねしょシーツ
- 帽子
- スモック
- 体操服
- 上履きと上履き袋
- 着替え用の袋・巾着類
- コップ
- スプーン
- 歯ブラシ など
ただし、保育園ごとに、こまごましたものを一括購入するのか各自で揃えるのか、指定の体操服やスモックが必要なのか、お昼寝の布団が購入なのか無料貸し出しなのか有料レンタルなのか…などは異なり、入園準備費用にもかなり違いがありました。
上記のほか、ママたちに「新しく買ったものにはどんなものがありましたか?」と聞いてみたところ、次のような答えが返ってきました。
「それまで紙おむつだったので、入園のために布おむつ20枚とおむつカバー3枚を購入。約5000円でした」(Oさん・28歳・2歳児のママ)
「お昼寝用の布団は園の貸し出しでしたが、綿100%の白い布でカバーを作らなくてはいけなくて、通販などでぴったりのものがなかったんですよね。家にミシンもないので、近所のショッピングセンターの手芸店で布代+2000円で作ってもらいました」(Kさん・30歳・1歳児のママ)
「名前つけがとにかく膨大な量だったので、名前シールメーカーを思い切って購入。普通のシール以外にもアイロン転写シールも作れるので役立っています。本体とテープ合わせて1万円ほどでした」(Tさん・32歳・1歳児のママ)
「これ、100均グッズでOKでした!」先輩ママの体験談
入園に必要なものは数多いため、揃えていくといつの間にかすごい金額になっていることも。 少しでも出費を抑えるため、消耗品から意外なものまで、100円ショップの活用術を先輩ママたちに聞いてみました。
「初めて母親と離れて過ごす保育園。がんばってくれる子どものために、好きなキャラクターのグッズをメインに購入しましたが、無地の服やサイズ指定の巾着など、キャラクター付きのものがない場合も。そこで100円ショップでキャラクターの顔のワッペンを購入してアイロンでつけました。一緒にがんばってもらいたいな」(Dさん・27歳・0歳児のママ)
「某100円ショップのお名前ゴムスタンプは自分で組み合わせて作れるから、きょうだいにも対応できて便利」(Yさん・31歳・4歳児と2歳児と0歳児のママ)
「おしりふき(詰め替え用)を園に置いて、オムツ替えの時に使ってもらうのですが、シールがいつの間にか浮いていてシートが乾燥してしまうことがありますよね。100均で、シール式のプラスチック蓋が売られているのでこれを取り付けると、開閉しやすくて便利です!園用と家用、2つ買っちゃいました」(Wさん・29歳・1歳児のママ)
「コップ袋は縫うよりも100円ショップがだんぜんお得。サイズの大きい巾着などは、原材料費の面で100円ショップには限界があると思うのですが、こういう小さいものこそ真骨頂かと。キャラものからナチュラル系まで種類も豊富でした」(Eさん・33歳・3歳児と0歳児のママ)
「歯ブラシとコップは100円ショップでじゅうぶん丈夫でかわいいものが揃うと思います。100円ショップの系列によって品揃えが違うので、好きなテイストのお店に買いに行くのがコツですね」(Fさん・28歳・3歳児のママ)
「ミシンないのにどうしても手作りしないといけない…そんな時は、100円ショップの布用ボンドもかなり使えますよ!キルティングでもかなりしっかりと接着できるので、サイズ指定の巾着を1つ、ボンドだけで作りました」(Hさん・30歳・1歳児のママ)
ちなみに、何枚も作ると少々めんどうなループ付き手拭きタオル。 「100円のものは小さい」「吸水が悪い」という声もいくつか聞かれましたが、「150円の商品が横に並んでいて、そちらがいい感じ」「子ども服専門店の200円のループタオルが丈夫」など、ママたちは少し予算をアップして手頃なものを手に入れていたようです。
ちなみにCHANTO webでは「ママにおすすめ!100均アイテム辛口レビュー」を連載中。こちらも是非参考にしてみてください。
まとめ
何かとお金のかかる保育園入園準備ですが、ギリギリになって慌てて揃えると、間違えたり、必要以上に高いものを買う羽目になったりしがち。
できることから少しずつ準備を進め、手作り派の人も効率重視の人も、節約できる部分とそうでない部分をはっきりさせて楽しみながら揃えられると
文/高谷みえこ (アンケート実施時期:2019年1月~2月)