○視線の抜け感を意識する 「視線の抜け」という言葉があります。これは、視線の先がまっすぐに開けている空間のこと。ドアを開けて部屋に入るとき、視界がいろいろな物に遮られることなく開けている状態です。この「視線の抜け」があると、部屋は実際の広さ以上に広々として見えます。部屋の入口から見て手前側には高さのある家具を置くのを避けると、それだけで開放感のあるお部屋になります。
■部屋を広く見せるレイアウト術
部屋を広く見せるレイアウトのためには、家具選びも重要です。以上のコツを意識しながら、お部屋を広く見せる家具のレイアウト術もみていきましょう! ○狭い部屋には奥行きの浅い家具がおすすめ 床の広さをなるべく確保するため、できれば奥行きの浅い家具を選ぶのが理想的です。例えば本棚などは、奥行きが浅くて縦に細長いものも多いですよね。もちろん収納力も大事なのですが、できる限り奥行きがない家具を選ぶと自然と部屋も広く感じられます。 ○家具の高さは目線より低めに 「視線の抜け」を意識すると、家具の高さは大人が立ったときの目線よりも低いものがベター。ダイニングチェアなど背が高くおしゃれなものもありますが、部屋全体を見ると圧迫感が強いです。 タンスなどは収納量も関わるのでサイズ感だけで決めるのは難しいですが、逆に「このタンスにしまえる分の服しか持たない」などと決めてみると片付けも楽になりそうです。 ○床ができるだけ見えるような家具を選ぶ 見える床の面積が広いとそれだけ部屋も広く見えます。 そこで、テーブルやソファ、椅子など、比較的大きな家具については床が見えるようなデザインのものがおすすめです。天板がガラスのテーブルや、脚の向こう側に床や空間が見えるようなソファなどですね。 床ではなく、向こう側の空間が見える家具もおすすめです。背板のない本棚やカラーボックスなど、しまった物の向こう側に空間があるとそれだけでかなり印象が変わりますよ! 狭い部屋であっても、いろいろ工夫することで、広々開放的な印象に変えることができます。結局広さは変わらないのだからと諦めず、家具やレイアウトから見直して明るく広々としたお部屋を目指してみてくださいね!