友達や知人が出産した際に贈りたいのが“出産祝い”。しかし現金や商品券を贈っても味気ないし、何を贈っていいか迷ってしまう場合も多いはず。2人以上出産したママたちには、何を贈ると喜ばれるのでしょうか?
現金や商品券以外は“服”や“お母さん用のギフト”が鉄板?
今年2月に、“2人目以降の出産祝い”という話題がネット上で注目を集めました。お悩みを寄せた女性は、友人が近々2人目の子どもを出産するそう。そのため、「2人目以降だとどんな出産祝いがいいでしょうか?」とお悩み中。最後に「現金や商品券という意見もありますが、そのほか何か贈って喜ばれたものはありますか?」と投げかけました。
この疑問にネット上からは、「1人目と性別が違うなら服かな! 同性の子には上の子とお揃いの帽子をセットで贈った」「予算にもよると思いますが、生まれる子にファーストシューズを贈って、上の子にはお揃いの靴をプレゼントしました」「お母さんのために、スープストックのギフトセットを贈ったら喜ばれました。時間がなくてもサッと準備できるしおすすめ」「私のグループはいつも本人に欲しい物を聞いているよ。金額の上限を決めてからね」などの声が。
定番の“服”や“お母さん用のギフト”はやはり鉄板のようす。また、迷った際に“直接欲しいものを聞く”という人もいるようですね。
自ら出産祝いを辞退するママも多い?
色々と考えて出産祝いを贈る人もいるようですが、ネット上からは「2人目以降はしてない。3~4人産んでる子もいれば、まだ独身の子もいるし」「仲間内で“もうきりがないから”ってことで、2人目以降は贈ることをやめました!」「友達に聞いたら『2人目以降はいただくのが申し訳ない』って理由で辞退してましたよ」といった、“2人目以降はあげない”という意見も。
実際、2人以上の子どもがいるママからも「聞かれたら辞退してたな。2人目以降はお祝いなしって人も多いと思う。1人目はありがたくリクエストしてたけどね」「2人目からは周りに妊娠を報告しなかった。内祝いとかやり取り大変だし。年賀状とかSNSで出産後に報告したくらい」「もうすぐ2人目を出産予定ですが、お祝いは御遠慮したいです。お返しがすごく大変だし面倒臭い。顔を見に来てくれる時に、お菓子とかほんと簡単なもの持ってきてくれるだけでありがたいです」などの声が上がっていました。
3人に1人が「11人以上」から出産祝いを貰っている!
以前「株式会社JAM HOME MADE」が、5歳以下の子どものいる20歳~39歳の女性400人を対象に「出産祝いに関する調査」を実施。出産祝いにまつわる実態が明らかになっています。
まず「出産祝い」の金額について聞いたところ、「家族・親戚」は平均2万2953円、「友人」は平均8716円、「会社の同僚」は平均6016円という結果に。「家族・親戚向け」に贈る出産祝いの金額は、「友人向け」よりも2.6倍の差があることが判明しました。
続いて、「直近の出産時に出産祝いをもらった人数」を調査。その結果、出産祝いをもらった平均人数は11.7人に。また「11人以上からもらった」という人は35.3%もいることがわかっています。
「出産祝いを贈るときに何を贈ればいいか悩みましたか?」という質問に、「とても悩んだ」「悩んだ」と回答した人は合わせて83.6%でした。「どのようなことで悩みましたか?」と聞くと、「どんなものを贈れば喜ぶのかわからなかった」が81.1%でぶっちぎりの1位に。以下、2位「贈る商品が被ってしまうんじゃないかと不安だった」(42.5%)、3位「どのくらいの金額のモノを贈ればいいのかわからなかった」(32.0%)という結果に。
最後に「もらって嬉しい出産祝い」を調査すると、「もらった時のことが思い出になるようなサプライズ感のあるもの」が45.8%で約半数を占めています。この数字は「ブランド品などの高価なもの」(23.0%)のおよそ2倍でした。
プレゼントを贈る際は、相手を思いやる気持ちが1番大切です。なにを贈るか迷った際は、相手に直接聞いてみるのがいいのかもしれませんね。
文/内田裕子