■相手に任せすぎるのはNG
もし、夫が片付けられないことの原因が発達障害や心の病に起因しているとしたら、「片付けようにも片付けられない」というのが、夫側の実情となります。それを理解しないまま、ただ「やっておいてね」と任せきりにするのはオススメできません。 「できない」のですから、任せきりにしたところで、良い結果につながるわけがありません。夫婦お互いが、強いストレスを抱くだけになってしまいます。 まずは「やらない」のではなく「できない」ということを認めた上で、相手にとって必要なサポートを実践しましょう。「部屋全体の片付け」という大きな行動は苦手でも、「○○はここへ」など、単純な作業であれば難なくこなせるケースもあります。 また相手の苦手な分野をサポートしながら、一緒に片付けに取り組むことで、部屋の環境を改善できる可能性も。相手に任せきりにするのではなく、しっかりと寄り添い、支える姿勢を持つことが大切です。
■専門医への相談のほか、協力体制で「できること」からスタートしよう!
「片付けられない」という問題の裏に、発達障害や心の病が関連しているとしたら、「生きづらさ」を感じているのは、誰よりも本人です。「片付け」だけではなく、本人の問題を専門家に理解してもらい、そして適切なサポートをしてもらうのもオススメの方法です。 うつ病であってもADHDであっても、専門医によるサポートは必須となります。本人にできることだけではなく、家族の立場でできることも、明確になるでしょう。 こうした医療機関へと夫を繋ぐのも、家族である妻だからこそできることの一つです。できることから、スタートしてみてくださいね。
■まとめ
片付けに関して、家族の協力が得られない!と悩む妻は多いものです。しかしその「原因」については、単純に「夫が面倒くさがってやらないだけ!」と思い込んでいる方も少なくないのかもしれませんね。 今回は「夫が片付けられない原因」にスポットを当てて、別の方向からのアプローチ法を紹介しました。「こんな可能性もあるんだ!」ということも頭に入れて、適切な働きかけを実践してみてはいかがでしょうか。