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子どもが小学生のうちは、“どの程度勉強させるべきか”を悩むお母さんが多いよう。中学受験を視野に入れていないなら、無理に勉強させる必要はないように思えますよね。そこで今回は、一般的な小学生の“勉強事情”についてみていきましょう。

宿題以外の勉強をしない子供に焦るお母さん


あるお母さんは、子どもの勉強時間に不安を抱えています。子どもは絵を描いたり読書をするのが好きらしく、宿題以外で勉強することがありません。たまに勉強を促す時もありますが、やはり自主的には行動してくれないようです。

 

実はお母さん自身も、「まだ低学年だしテレビゲームをしている訳ではないので、『まぁいいか』と思う部分もある」といった心境が。とはいえ周りでは早くも塾へ通う子どもが現れ始めているので、同じ世代の子を持つお母さんに「皆さんは子どもにどれくらい勉強をさせていますか?」と疑問を投げかけてみました。

低学年ならまだまだ焦る時期ではない?


多く見られたのは、“宿題をしているなら問題ナシ!”という意見。「低学年のうちから自主的に勉強する子なんているの? しないから宿題があるんだよ」「まだ低学年だし、しっかり宿題をしているなら全然立派」「宿題の他に勉強をさせてしまったら、息抜きできる時間がなくなってしまう」「そもそも低学年の子に『自主的に好きなものを勉強しなさい』って、かなり高度な要求だよね」「読書が好きなだけで十分優秀な気がする。ウチの子にも見習わせたい」などの声が飛び交っていました。

 

また“もしも自主性を身につけたいなら”というアドバイスも多く、「まずは机に向かって集中させるという作業が大切。そういう意味だと、読書やお絵かきが好きなのはスゴく良い」「読書感想文を書かせてみるのはどうかな? 好きなことと繋がってるから子どもも楽しめそう」「子どもの好奇心を刺激して勉強に目を向けさせるのが一番」といった声が。

 

他にも「最近は低学年から塾に通う子も多いらしい。我が子から『毎日習い事してる子もいるよ』と聞いてビックリした」「『自主的な勉強の習慣づけ』という話もよく聞くけど、正直人それぞれ得意なことも違う訳だし」「結局はどこを目指すかでは? 中学受験を考えているなら、低学年のうちからしっかり勉強させてもいいかもね」など、様々なコメントが見られました。

小学4年生の半分が塾通いを始めている


最近は中学受験などを見据え、早くから塾に通わせるお母さんも少なくありません。では実際のところ、世間のお母さんたちはどのくらいの年齢から子どもを塾に通わせ始めるのでしょうか。

 

以前「ベネッセ」では、「学校外教育活動に関する調査」を実施。塾に通い始めた年を見てみると、「小学4年生から」という回答が5割を超える結果となりました。また小学1年生でも、4割近くが塾に通っていると判明。

 

低学年のうちから塾に通う子も想像以上に多いですよね。そんな保護者に“教育観”を聞いたところ、「親の教育への熱心さが子どもの将来を左右する」「子どもの将来を考えると、習い事や塾に通わせないと不安」などの回答が目立っていました。

 

あまりプレッシャーがかからないよう、少しずつ子どもの勉強時間を増やしていけるといいですね。

 

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文/内田裕子