1月で子供が5歳の誕生日を迎えました。

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ママになって、そしてワーママになって5年。私の場合、自営のため産休や育休は事実上取れませんでしたので、生まれた瞬間から“ワーママ”となったわけですが、そんな節目にこれからのワーママの未来を模索してみます。

 

 

保育園については、以前から本誌やこちらでも多々書いてきましたが、保育園のことだけではなく、この5年で変わったことがいくつかあります。

 

■変わったと感じること

①(子供が入園した当時より比べて)圧倒的に保育園の数が増えた ②保育園や育児に関するキーワードが年々変容してきている(待機児童、保活、小1の壁、イクメン、イクボス、ワンオペ、○○ハラスメント・・・などなど) ③出産育児休暇中の会社役員の社会保険納付免除 ④待機児童を対象とした認可外園などの保育料補助 ⑤今年10月から実施予定の保育料無償化

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*この内容は昨年配られた内容によるため、実際の内容とは異なります。

 

この5つのポイントは、一応私が経験した順番に挙げたものです。 1つ目の保育園増加については、私が保育園を探し始めた2013年秋ごろと比べるとかなり数が増えたと思います。いろいろなところで述べてきましたが、保育園の数を増やしたことによって、ワーママや子育て世帯が楽になったと単純には結びつかないと思っていますが、「保育園」というワードが当たり前になってきたイメージがあります。

 

3つ目ですが、正社員の方などは、産休育休中は社会保険の納付が免除されていたのですが、私のような会社役員にはそれがずっと認められていませんでした。改正になったのは私が子供を出産した3か月後の144月から出産した子供で、私はギリギリ該当しませんでしたが、いつの間にかこれが一般的になりました。以前、ある区議会議員さんと話したことがあるのですが、「会社員だけが優遇される」というのは、一番最初に制度を作ったころ(高度経済成長期)の保守的な考えが未だに残っていることがあるからだとおっしゃっていました。女性の社会進出が盛んになり、それがだんだん変わってきたということだそうです。

 

4つ目の保育料補助ですが、我が家は02か月から認可外に行っていたため、多額の保育料となりました。ちょうど子供が2歳になったくらいだったと思うのですが、東京都の指定した認可外施設などに通う園児に保育料補助が出るように補助といっても、児童手当のようにまとめて入るのですが、1回の支給で1か月分相当にしかなりませんでした。5つ目にも続きますが、今年の10月から保育園が無償化されるということで、月10万の時代から考えると、一番変わったと思えるポイントです。

 

 

このように社会的認知や無償化などワーママを取り巻く環境は変容してきましたが、ワーママそのものの現状はどうかわってきたでしょうか? 女性が働くのが当たり前になってきた時代、私は経営者の立場もあるので、社会性・生産性・評価基準の設定などいろいろな側面から考えなくてはいけません。その中で、ワーママ経営者として個人的に思うことがこの5年で見えてきたような気がします。  *勤務時間は意外と減っていない?!  *短時間でのパフォーマンスが上がった! 会社員時代は、テッペンまわることもあったり、残業当たり前の業界にいたので、子供が生まれてからお迎えのために早く帰ることに、かなりの罪悪感がありました。もちろん毎日のように、「もっと(仕事)できるのに・・・」とか「(ワンオペなので)なんで私だけ?」と思いますが、よく考えると時間を上手に使い、より効率的に仕事を進められるようになった気がしています。

 

私の場合、正直育児というものを楽しいと感じたことはあまりなく、はじめはいかに両立するかをよく考えていましたが、今はこれが私のライフスタイルと思えるようになり、自分らしくワーママライフを送っています。

 

それでも、社会全体を見るとまだまだ女性が活躍しているとは言い難い世の中で、この状況が今すぐに変わるとは思えません。1年後、5年後、とまた少しずつ環境は違ってくるでしょう。だから、個人的には次の5年・10年と、少しずつ先を見据えていこうとは思ってはいます。

 

これからワーママになる方、また、なろうとしている方へ!

5年前と比べたら断然環境が良いです! 試行錯誤しながら、あなたらしいワーママライフを見つけてみてください✩
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CHANTOママライター/長井美有紀