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待望の赤ちゃんを授かった喜びも束の間、多くの妊婦さんに訪れる試練と言えば「つわり」。 赤ちゃんのためにも十分な栄養素を摂りたいものの、つわりが酷さに悩まされているプレママは多いようです。 つわりの種類やつわり時期におすすめの食べ物などをご紹介したいと思います。

■つわりの種類にはどんなものがある?

つわりとは、主に妊娠初期に起こる吐き気、嘔吐、食欲不振などの症状のことを指します。 原因はホルモンバランスの変化や自律神経の乱れではないかと言われていますが、はっきりとした事実は未だに解明されていないそうです。 そんなよくわからないくせに多くの妊婦さんを苦しめるつわりですが、様々な種類があることをご存知でしたか? ・吐きつわり 最もポピュラーなつわりが吐きつわりです。船酔いや二日酔いに似た状態が一日中続き、いくら吐いてもすっきりしないところが憎いですよね。 吐きつわりが長く続き、脱水症状や栄養失調を引き起こすことを「妊娠悪阻」と呼び、場合によっては入院が必要となります。 ・匂いつわり あらゆるにおいが不快に感じ、吐き気をもよおすこともあるのが匂いつわりです。 これまで好きだった香水の匂いや、ファーストフードの匂い、炊きたてのごはんの匂いなど、人によって苦手と感じるものは様々です。 妊娠中は女性ホルモンの分泌量が増えることにより嗅覚が敏感になることが原因ではないかと言われています。 ・食べつわり 常に何か食べていないと気がすまないのが食べつわりです。 空腹時に吐き気を感じるため、特に寝起きは気分が悪くてなかなか起き上がれないということもあります。 中には、特定のものばかりを食べたくなるケースもあるようです。 ・よだれつわり 常に口の中が唾液でいっぱいになってしまうつわりです。妊娠中にはエストロゲンやプロゲステロンといったホルモンの分泌量が増えますが、唾液の分泌にはこれらのホルモンが影響していると考えられています。 自分の唾液が不快に感じて飲み込めなくなったり、不快感から吐き気をもよおすこともあります。 ・眠りつわり 一日中眠気に襲われ、集中力の低下や体のだるさ、やる気がなくなるなどの症状が見られるのが眠りつわりです。 ただ眠そうなので、周りからは怠けていると捉えられることも。作業効率も落ちるため、仕事をしている妊婦さんにとっては大きな問題です。 いずれのつわりも悪化するようであれば医師に相談するようにしましょう。