家の中がゴミ屋敷のように散らかってしまったことはありませんか?自分が片付けられない人間だと思うと落ち込んでしまいますよね。しかし、ゴミ屋敷に住む人とは正反対とも思えるミニマリストには、ある意外な共通点があります。 つまり考え方によっては、ゴミ屋敷の住人にはミニマリストになれる素質があると言えます。両者の共通点を踏まえ、ものを溜め込まないためのポイントなどをまとめました。
■使っているものが少ない
ゴミ屋敷の住人は物であふれかえった家に住んでいます。一方でミニマリストは必要最低限のものしかもたない生活をしており、すっきりとした部屋に住んでいます。 ゴミ屋敷の住人とミニマリストの共通点は実際に使っているものが少ないという点です。生活に必要なものはある程度決まっています。 例えば朝に歯を磨くときの歯ブラシは必需品ですし、食器や衣服もないと困りますよね。ゴミ屋敷の住人は意外なことに必要最低限のもので生活しています。 どういうことかというと、ゴミ屋敷は収納が機能していません。タンスやクローゼットなどがあっても床に積み上げられたものなどで中身を取り出すのが難しくなっているのです。 ゴミ屋敷の住人は自分の身の回りに生活に必要なものを引き寄せて暮らします。必要なものをものの山から発掘するのは大変ですからね。ですから服でもいつも着る服、靴ならいつも履くものが自分の近くにあるようになっているのです。逆にいえばそのほかのものは使っていません。 ゴミ屋敷を片付けたら急に広いスペースが確保されるのをテレビなどで見たことはないでしょうか?あれはゴミ屋敷の住人が使っているものが少なかったからです。使っていないものを処分するとまるでミニマリストのような家になるのです。 このように、ゴミ屋敷の住人とミニマリストは必要最低限のもので暮らしており、ゴミ屋敷の住人に限っては実際に使っていないものさえ処分すれば部屋が劇的にきれいになります。 ちょっと意外な共通点だったのではないでしょうか?
■きれいな部屋にするコツ
ミニマリストほど所有物が少なくなくても、部屋をきれいにするコツはあります。ゴミ屋敷脱出のためにきれいな部屋の概念を知っておきましょう。 きれいな部屋は床の上やテーブルにものが置かれていません。床に直置きされているものがあると危険な兆候です。棚などの収納スペースが生かされていないからです。床が見えないという人はまず床が見えるように整理しましょう。 テーブルもものが積み上げられがちな場所です。食品や調味料などが出しっぱなしになっていたら台所に片付けます。このようにものが本来あるべき場所に返してあげるだけでも部屋がすっきりします。収納スペースの活用がゴミ屋敷の住人卒業の第一歩です。 きれいな部屋にするなら床や壁がたくさん見えるようにしましょう。そうすると広々とした空間を演出できます。 家具の点数を減らしてみたり、家具の色を床や壁と馴染む色にしてみるとより広々とした印象になりますよ。脚つきの家具をチョイスすると床が見えやすくなります。 目に入る情報量は少ない方がきれいな部屋に見えます。食べかけのお菓子のロゴなども目に入るとうるさい情報になります。雑誌も見出しが派手です。 色や柄、文字やロゴマークがついているものを隠すと部屋がすっきりして見えます。シャンプーやリンスなどはすぐに使いたいものですが、ロゴがうるさいようなら無地のディスペンサーに移し替えるとおしゃれになります。試してみてください。 これらのポイントに気をつければ簡単にきれいな部屋にすることができます。ただし収納できないほどものが溢れてしまっている場合は先にものを片付けなければいけません。