最近テレビでもよく特集される、「ゴミ屋敷」。 家から溢れるほどのゴミに囲まれて生活している人たちって、どんな気持ちで生活しているんだろう…とついついテレビに見入ってしまいますよね。 しかし、彼らを気楽に見ることができるのは、身近にそんな人がいないからとも言えます。 もし身近な家族、義実家がそんな状態だったら、どうでしょう。 あなたなら、どうしますか? 今回は、義実家がゴミ屋敷だった場合の、「嫁」としての対処方法をまとめてみました。
1.夫の実家がゴミ屋敷!「片付けられない」は遺伝するの?
夫の実家がゴミ屋敷だったとして、片付けられないという性質は夫に遺伝するのでしょうか? 答えはほぼNOです。 なぜ「ほぼ」なのか、それは片付けられない原因が強迫性疾患の場合、その傾向は親から子へ遺伝することがあるからです。 ここで、片付けられない病、について説明します。 家がゴミ屋敷になるほど片付けられない人には、実は病気が隠されていることが多いのです。 そのうちの1つが、「強迫性貯蔵症(ホーディング)」です。 強迫性疾患の一種であるこの病気は、脳や神経系になんらかの異常が起こることで発症するらしく、原因は不明です。 1つのものを集めすぎるくらい集める、そして捨てること、ゴミがたまることの両方に強い不安を感じるというのが主な症状です。 もし、義両親のどちらかにこの症状が当てはまるようなら、夫にも遺伝している可能性はゼロではありません。 ただ、その確率は発症していない両親の子どもと比べると、2倍の確率で遺伝する、という程度に過ぎません。 遺伝していても、必ず発症するわけではありませんので、あまり心配する必要はないと思います。 心配するべきは、夫が生まれた頃からゴミ屋敷で育ってきたなら、あなたが「おかしい」と思うことも、「普通」だと捉えてしまっているかもしれないという点です。 たとえ台所に害虫が走り回っていたとしても、 お風呂場がカビだらけで、普通ならとても入る気がしない状態だったとしても、 歩く場所すら探すのが大変な状態だったとしても、 それが夫にとっては「普通」のこと。 そういう意味では、遺伝というより「習慣」として、片付けなくても平気ということを受け継いでいる確率は高いでしょう。 実家で暮らし、結婚により別居して初めて、自分の家が「普通じゃなかった」ことに気づく夫は多いと聞きます。 もし結婚当初から完全同居なら、今後も気づくことはないでしょう。