心の状態を表すものとして、部屋の状態が取り上げられることがよくあります。 きれいに片づけられている部屋にいると気持ちまで爽やかになったり、スッキリした気分になったりしたことがある方は多いのではないでしょうか? 部屋の状態と心の状態の関係性について探っていきましょう。
◆片づけられた部屋で過ごすことの大切さ
玄関のドアを開けた瞬間、靴が散らかっている状態を目にするのと、靴が整然と並べられている状態を目にするのとでは、その家に住んでいる人に対する印象が随分と異なってくるのではないでしょうか? 玄関の靴が散らかっている場合は、おそらく他の部屋も散らかっているのではないかと思うでしょうし、靴が整然と並べられている場合は、多分他の部屋もきれいに整えられていると思うことでしょう。 けれども、毎日散らかった部屋で過ごしている人にとっては、散らかった状態がごく当たり前のことになってしまい、片づけられた部屋で過ごすことの快適さをすっかり忘れてしまうようになってしまうそうです。 実は、片づけられた部屋で過ごすことで、気分も爽やかになり頭の中も整理される傾向にあると言われています。 逆に、散らかった部屋で過ごしてしまうと、考えがまとまらなくなってしまったり、気分が沈んでしまったりする傾向にあるとも言われています。
◆散らかった部屋は時間などの無駄を作ってしまう?
それでは、散らかった部屋で過ごすとどういうことになるのでしょうか? 何かものを探すのにも、どこに置いてあるかわらないため、探すのに手間取ってしまったりしませんか? また、床に物が散らかっているとスムーズに歩くことができません。場合によっては物につまずいて転んでしまったりするかもしれません。 散らかった部屋では、物を探すのにも余分に時間が必要になってしまったり、歩くのにも余分な時間や注意が必要になってしまったりします。 散らかった部屋で過ごしてしまうと、時間の無駄遣いや必要のない注意をしなければいけなくなり、知らない内にストレスを抱え込んでしまっている可能性があります。 そうしたストレスは心にも少しずつ影響を与えてしまい、その部屋で過ごすことによって心地良さを感じることができなくなってしまい、逆にストレスを溜め込んでしまうことにもなりかねません。