仕事中のブレイクタイムに、つい手を伸ばしたくなるのが「おやつ」です。スナック菓子や甘いものなど、手を伸ばしやすい「お菓子類」に偏りがちですが、「ちょっと罪悪感を抱いてしまう……」なんてこともありますよね。 こんなときには、おなかにも脳にもやさしい理想のおやつを取り入れてみませんか? 夕方の時間も効率よくバリバリ働きたいときに、おすすめのおやつを5つ紹介します。好みのものを見つけてみてくださいね。
■ドライフルーツ
職場でも少しずつつまみやすいのが、ドライフルーツです。フルーツを乾燥させて作ったドライフルーツは、栄養も満点。また噛み応えがあって少量でもおなかが膨れやすいほか、種類が豊富で飽きにくいというメリットもあります。 脳の働きに注目して選ぶなら、以下のようなドライフルーツを選んでみてください。 ・いちじく
・ブルーベリー
・マンゴー いちじくには、鉄分が豊富に含まれています。いちじくの特徴は、ドライフルーツにすることで、より効率よく鉄分を補給できるということ。ドライいちじくに含まれる鉄分の量は、生のいちじくの5倍にも及ぶと言われています。 鉄分が不足すると集中力が低下してしまいますが、特に女性は、鉄分が不足しやすいと言われています。毎日のおやつで栄養バランスを整えることができるのは、理想的だと言えるでしょう。 ブルーベリーは、目に良いとされるアントシアニンを多く含んでいます。長時間のパソコン作業に従事する方も増えている今、「眼精疲労に良いサプリメント」もたくさん発売されています。ドライフルーツのブルーベリーを使えば、おなかと心を満たしながら、目の疲れを癒す成分を摂取できます。 最後のマンゴーは、ビタミンB群を豊富に含んだフルーツです。神経伝達をスムーズにしてくれると言われ、集中力を持続しやすくなるでしょう。このほか、糖をエネルギーへと変換する仕組みにおいても、ビタミンB1は欠かせない存在です。エネルギー不足で頭が働かない!なんてときにも、ぴったりのおやつですよ。
■ナッツ
ナッツ類は、記憶力アップに良いと言われる食材です。小腹が空いたときにも、すぐにつまめる手軽さも魅力です。 ナッツにもさまざまな種類がありますが、特にオススメなのは「クルミ」です。なぜならクルミは、あらゆるナッツの中でも、もっとも多くオメガ-3脂肪酸を含んでいるためです。 オメガ-3脂肪酸は、体内で神経伝達物質の機能向上に役立ってくれます。脳細胞が物事を記憶する力や、あらゆる物事を認知する能力を高めてくれるのですね。 またクルミには、ビタミンB6とマグネシウムも豊富に含まれており、記憶力の保護にもつながるでしょう。 夕方になって脳が疲れてくると、「何も頭に入ってこない!」なんてことはありませんか? クルミを食べて一度気持ちをリセットすることで、もう少し頑張れるのかもしれませんね。
■ダークチョコレート
チョコレートは、女性に人気のおやつです。「脳に嬉しい」ことを意識するなら、ぜひダークチョコレートを選んでみてください。 ダークチョコレートには抗酸化作用があり、体の中の老化予防をサポートしてくれます。またチョコレートに含まれるカフェインが心を安定させると共に、フラボノイドという成分が脳への血流を改善させてくれるのです。 ダークチョコレートなら、「毎日食べたいチョコレートの種類を変えるだけ」と、非常に手軽です。「我慢しなくていい」という点も、女性にとっては魅力的ですよね。 ただしカカオの濃度が高くなると「食べづらい」と感じる方が多いのも事実です。高カカオチョコレートの中から、比較的濃度が低いものから慣れていくと良いでしょう。