■まずは夫婦揃ってしっかり話し合うこと!
あまりにも基本的過ぎる対策方法ですが、やっぱりワンオペ育児を解消するためには夫婦での話し合いがどうしても必要になってきます。 これまで話し合おうとして上手くいかなかったからと諦めてしまう夫婦も多いですが、真剣に向き合ってくれるようきちんと言葉を選ぶことも大切です。イライラして怒ったまま声をかけるのではなく、本当にちゃんと話を聞いてほしい、自分が置かれている状況について理解をしてほしいと思えば自然と穏やかで真摯な話し方ができるようになるはず。最初はあしらわれていても、何度かやり取りする中で本気を感じ取ってもらえることだってあります。夫婦はあくまで平等、対等な存在なのですから、それを踏まえて話し合うのが大事です。
■お互いのつらさや心情を理解するよう努める
自分ばかりがワンオペ育児に必死に取り組んでいると、相手のことが見えなくなってきます。そんな状態で話し合おうとしても上手くいかないのは当たり前ですよね。 例えば、ママにばかり育児を任せるパパに問題があるのはもちろんですが、パパはパパでなんらかのタスクやストレスを抱えていることだってあります。男性として妻より高い収入を得ることが当然という風潮があったり、子どもが生まれたからといってなかなか残業を減らせない環境だったりと、仕事の面で抱えるストレスは女性のそれとはまた異なるもの。「パパはパパで大変なんだ」ということをわかってあげることは大事です。 当然、パパの側でもママがいかに大変かということを慮るのは本当に大切なこと。「自分だって頑張ってる」と思うかもしれませんが、ママだってそれは同じです。お互いが日々頑張って仕事などをこなしていることを認めた上で、抽象的な「頑張った」「努力している」という基準ではなく、「どの作業をどの程度こなしたか」という基準で家事・育児の分担を話し合ってみるとスムーズにバランス調整ができるはずです。