子どもは自然の流れに任せておけばいつかは授かるものと思っている人も多いですが、いざ結婚してみると、簡単に子どもができないことに驚いてしまう人もいることでしょう。 子どもを作るには積極的に妊活を行う必要があります。妊活を始めると、してはいけないことがたくさん出てくるので、ストレスに感じてしまう人も少なくありません。 妊活中にはどのようなことに気を付けなくてはいけないのか、いくつか紹介します。
■タバコは絶対にNG
妊娠を望むのであれば、夫も妻もすぐにタバコはやめたほうが良いでしょう。タバコにはニコチンやタール、一酸化炭素などの有害物質が含まれており、体内で活性酸素が発生する原因となってしまいます。 活性酸素は男性の精子の質を低下させる働きがあります。また、女性はホルモンの分泌が低下し、生理不順になり妊娠しづらくなってしまうこともあります。 妊娠中ももちろんタバコはNGです。喫煙していると赤ちゃんが乳幼児突然死症候群(SIDS)になってしまうことがあるため、絶対にやめましょう。 タバコは胎盤の血液を減らしたり、酸素を器官に届けるのを妨げてしまうため、早産や流産、低出生体重児の可能性が高まります。 自分がタバコを吸わないとしても、パートナーのタバコの煙で受動喫煙してしまうと同じような結果になりますので、妊活を始める場合は夫婦で禁煙したほうが良いでしょう。
■カフェインは摂取しない
妊活中はなるべくカフェインは摂取しないように気を付けなくてはなりません。コーヒーや紅茶、お茶などを大量に摂取すると、流産のリスクが高まるとされています。 一滴も飲んではいけないわけではありませんが、食品安全委員会が目安としているのは1日200~300ミリリットル以下です。コーヒーカップなら約2杯程度ですが、できればあまり摂取しないほうが良いでしょう。 カフェインを大量に摂取すると、体を冷やしたり眠りが浅くなるなどの影響もあります。妊活中は規則正しい生活を送ることが大切なので、カフェインを過剰に摂取するのは避けておきましょう。
■体を冷やさない
デスクワークの場合、会社でエアコンの温度が調整できず、体を冷やしてしまうことも多いと思われます。しかし、妊活中は体を冷やさないよう気を付けなければなりません。 体が冷えると自律神経やホルモンが乱れたり、筋肉量の減少、血行不良などの症状が現れます。血行が悪くなると卵巣機能に影響を与えます。ホルモンの分泌が低下することで排卵障害や着床障害、卵子の発育悪化などが起きてしまうので、体を冷やさないようにしましょう。 特にお腹周りは冷やさないように注意が必要です。お腹周りは妊娠に関わる子宮や卵巣などの臓器があるので、お腹を冷やすと妊娠しづらくなるとされています。 女性は冷え症のことが多いので、バランスの良い食生活を心がけ、適度な運動と良質な睡眠をとり、体を改善するようにしましょう。