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2018年度 小学校3年生でPTA役員として1年間活動を終えました。 PTAは各学校、地域によってその組織構成・活動の内容が異なります。 そのため、全ての方にあてはまるわけではありませんが、一例として私が活動した内容がお役に立てばと思います。 我が家の場合、子どもが通う小学校は全学年2クラスになります。 児童数が少ないため、子供一人に対して卒業までにPTA役員1回・係1回を担います。

 

全ての保護者が担う活動としては、以下の4つが挙げられます。

・PTA会費

・子供たちの見守り

・ぴーぽくんの家

・ベルマーク回収

 

加えて、各クラスから3名ずつ「クラス役員」が選ばれました。 クラス役員はPTA会費の徴収・学年交流会の企画・クラス懇談会・保護者会での意見交換などクラス・学年の活動を担います

 

このクラス役員と合わせてPTA役員は各運営部に所属をします (クラス役員+運営委員となります) PTA役員会は、三役のほか5つの運営部からなります

・三役

(会長・副会長・会計)

・環境

・広報

・給食

・行事

・ベルマーク・校内環境

 

この運営部の中で私は行事部に所属しました。 行事部の活動目標はPTA活動を円滑に進めるとともに、係を通じて保護者や地域の人々とのつながりを広げ、子供たちとともに活動すること。 行事部の主な活動は

・PTA行事の企画・運営

・育成会行事の参加・協力

・市主催行事への参加

・係り活動の分担の管理統括

となっていました。

 

例えば運動会ではPTA競技の準備や、来校者の自転車整理・敬老席へのお茶出しなどが行事部の仕事でした。 また年に一回のPTA行事として講演会などの企画・運営、育成会行事では自然観察教室・フットサル教室・虫野草観察、市主催行事ではクリーン作戦活動への参加になります。 このような内容の活動を部員で役割を決めて1年間活動しました。 各企画の前後はミーティング回数も増えます。 この運営部の集まりのほか月に1回PTA全体の運営会議に出席することになります。 その結果2018年度の来校回数は50回弱に。 運営部によっても活動内容は大きく変わるので、来校回数にも差があるかと思います。

 

共働き世帯が増加する一方でPTA活動は徐々に見直され、働くママにとっても無理なく活動が出来るようにと、その内容は各学校や地域で少しずつ形を変えてきているようです。 小さい子が下にいる場合や、介護、仕事などそれぞれの事情を持つ中での活動になります。役員同士で助け合いながら運営をしていきました。

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卒業までに必ず回ってくるPTA。 少しでも楽な仕事は? 何年生でやれば負担は少ない? 会長は事前に決まっている? そんな話題で持ちきりの新年度ですが、1年間PTA役員を経験してみて、楽な仕事はありませんでした。 何年生でやっても大変です。 ただ、捉え方次第だと思います。

 

PTA役員を経験してみて感じたメリットは ・幼稚園や保育園と違い保護者同士顔を合わせる機会が減る小学校において、他の保護者の方と親密になれる機会 ・先生方とコミュニケーションをとれるので、子供の情報がリアルタイムで伝わってくる ・校内の日常的な普段の生活を見ることができる ・いつかやらなきゃいけないPTAをやったという達成感を味わうことができる の4つでした。 もちろん、デメリットの側面もありますが、私の場合はそれもこれもひっくるめてメリットに目を向けて活動をしていくことを心掛けていました。 たくさんの保護者・児童がいて、様々な家庭環境の中で同じ小学校に集まり、一緒に活動をしていくことは楽しいことばかりではなく苦難だと思う場面も多々あります。 それでも同じ学校に子供を通わせる保護者同士助け合いながら、子供たちがよりよい学校生活を送れるように活動をしていくことに変わりはありません。 PTA活動の合間の休み時間に教室を覗いたときに見せる子供の安心した笑顔を見るだけで愚痴も吹き飛び疲労感も癒されますよ! 「いつかやらなきゃPTA」のプレッシャーと静かに戦うママたちへのエールになればと思います。

 

CHANTOママライター/中谷絢子