■転職を思い立つとき
まずはワーママが転職を意識するときを見てみましょう。最初は子どもが3歳児クラスに上がるタイミングです。この頃になると幼稚園へ転園する選択肢も出てきます。 保育園から幼稚園に転園させる理由は小学校の受験のためというケースが多いようです。 私立の有名小学校に入学させたい場合、平日に授業を行っている幼児教室などに通わせる必要が出てきます。 そのため、フルタイムで働いているワーママはこのタイミングで働き方を変えようと思うそうです。 保育園から小学校を受験して合格するケースも見られます。しかし入学後は保護者が役員になったり行事に参加したりしなければなりません。 さらに遠方の学校であれば保護者の送り迎えも必要になってきますので共働きの家庭ではなかなかハードルが高そうな印象です。 近所に両親や義理の両親がいればさほど問題にはなりませんが、子どものための時間を増やしたいと思うはママが転職を思い立つタイミングです。 次に子どもが小学1年生になったときです。一般的な学童保育で子どもを預かってくれる時間帯は夕方の6時頃までと言われています。場合によっては深夜まで預けられた保育園とは異なり、小学生になると学校が子どもを預かってくれる時間が短くなります。 また学童保育の申込者が増加しており、望んでいた学童に入所できないケースも増えています。そうすると住居よりも遠くの児童館などの施設に通わなければなりませんからママが転職を考えることになりがちです。 小学校に上がったばかりはまだよくても、夏休みや冬休みといった長期休みの際に学童保育をうまく使えなくなることがあります。 保育園は早ければ朝の7時から子どもを預けることができますが、学校が休みの期間中の学童保育施設は8時30分頃から開所するところが多いようです。 フルタイムの場合子どもよりも先にママが出勤しなければならないということになります。子どもが1人で学童に行く前に家の戸締りや家電のスイッチオフなどをきちんとしているかが心配になってしまうママがよく見られます。 近所にママ友や両親などがいない場合、ベビーシッターやファミリーサポートセンターに頼る必要があります。 小学4年生になると学童に入れなくなります。中学校に進学したときは子どもの心のサポートを考え始めるママが増えてきます。 このように子どもの成長のタイミングに合わせてワーママは転職を考えるのです。