「博報堂こそだて家族研究所」が、小学生までの子どもがいる20代~40代のママに「子育てについての意識調査」を実施。日々忙しい中でも、子どもの成長イベントは欠かさず祝いたい“イマドキママ”の実態がみえてきました。
小さい子を持つママほどイベントに積極的!
まず「実施したことのある年間行事やイベント」を調査。5割以上が選択した「ハロウィン」をはじめ、秋から冬にかけては「クリスマス」「お正月」「節分」「バレンタインデー」など実施率8割以上のイベントが続きます。
日本の伝統行事では、「大晦日」や「お盆」よりも「節分」の実施率が高い結果に。「春の七草」「鏡開き」も2~3割と、根強い人気があります。季節のイベントは子どもが大きくなるほど実施率が高く、特に小学校低学年ママの参加率が高いことがわかりました。
「イベントをやった理由、やりたい理由」をみると、8割以上が「家族の思い出になるから」「子どもを喜ばせたくて」と回答。続いて「自分が楽しみたくて」が5割を超え、「両親・親戚を喜ばせたくて」も約5割という結果でした。イベントの醍醐味を「家族で楽しむこと」と考えているママが多い中、小学校低学年のママは「子どもを喜ばせるため」(85.8%)が1番の「やりたい理由」になっています。
次に全世代のママへ「時間的余裕と充実度」の聞き取り調査を実施しました。小学校低学年ママは40.8%が「時間的余裕がある」と答えており、全世代で最も高い割合に。一方で、「充実が高い」という回答は60%以下と全世代で最も低い割合でした。「充実を感じる時」には、「子どもと接する時」「子どもの成長を見て」「楽しく過ごせている時」「家族の時間が取れる時」といった具体例が挙がっています。他にも「子どもの行事などをクリアしていくと充実を感じる」「子どもの成長を見られる」「自分も楽しめる」など、子どもの成長イベントはママ自身の充実度をあげることがわかりました。
子どもの成長を祝う行事で実施率が50%を超えるのは「戌の日」「お宮参り」「お食い初め」「一歳一升餅」で、各イベントは最近のママほど実施率が高くなっています。特に生後6カ月祝いである「ハーフバースデー」は乳幼児ママの半数以上が実施しており、小学生高学年ママと比較すると40%もの差が。