赤ちゃんのお肌は何かとデリケート。乾燥やバイ菌からお肌を守ろうとスキンケアを心がけるママも多いですが、時には「どうすればいいの…?」と悩みの種になることも。最近では、とある子育てママが投稿した「子どもの保湿」にまつわるトピックが注目を集めています。
赤ちゃんの保湿ケアはどうやってしてる?
生後2カ月から子どもに保湿クリームを塗っているという投稿者は、“保湿のやめどき”が分からないとお悩み中。しかし中には“幼少期から保湿しておけば思春期ニキビが防げる”という説も聞くため、「やはり小さい頃からの保湿って重要なの?」「皆さんはお子さんの保湿、どうしてる?」と世のママたちに疑問を投げかけました。
すると“保湿する・しない”の意見は分かれたものの、多くのママたちが我が子の保湿を心がけていることが判明。ネット上では、「季節によって塗る頻度は違うけど、秋口から夏前は欠かさず保湿してるよ」「ちょっと乾燥気味だったら、クリームを塗ったり保湿タイプの入浴剤に変えたりする」「夏はジェルローションにして、冬はしっかり保湿クリームを塗ってるかな」といった声が上がっています。
中には「クリームを塗ると、我が子はギャン泣き状態」「保湿しないとすぐに痒がり、掻きむしってしまうので保湿がやめられません」「お風呂上がりに保湿してるけど、泣いたり自分の着替えもあったりで、きちんと塗ってあげられていない」など、保湿に対するお悩みを抱く人もチラホラ。そこでここからは、保湿ケアのポイントについてご紹介しましょう。
赤ちゃんのスキンケアはいいことづくし!?
アトピタスキンケアシリーズなどを販売する「丹平製薬」の公式サイトには、“赤ちゃんのスキンケア情報”がいっぱい。同サイトによると、“保湿”は赤ちゃんのお肌を守る「バリア」の役割を果たしているといいます。そのため、新生児の頃から最低1日1回の保湿が大切に。保湿が不十分だと肌がカサカサに乾燥したり、バイ菌などの外部刺激にさらされやすくなります。
保湿のポイントは、主に「1.お風呂上がりは5分以内にケア」「2.保湿剤はやさしく塗り伸ばす」「3.乾燥しやすい『顔・ひざ・すね・首筋・腕』は念入りに塗る」の3つ。さらに赤ちゃんのお肌がカサカサしている時は、ローションの上にクリームを重ねる“ダブル保湿”がおすすめです。
いっぽうスキンケアでできる“ちょっといいコト”には、「スキンシップで“親子の絆”が深まる」「赤ちゃんのお肌の状態を“くまなくチェックできる”」といった2つのメリットが。スキンケアの時間は“親子のスキンシップの時間”と捉えて、「気持ちいいね」「きれいになったね」と声かけをするのも重要なポイントです。声をかけながら優しく触れてあげると、赤ちゃん自身もリラックスすることができますよ。
赤ちゃんの保湿ケアをしているママの割合は何%?
赤ちゃんの保湿対策は、必要不可欠といっても過言ではない模様。では実際に世のママたちは、赤ちゃんのスキンケアをどれくらい重視しているのでしょうか。
赤ちゃんのスキンケアに関する調査結果(ナチュラルサイエンス/ドコモ・ヘルスケア調べ、監修 一宮西病院小児科部長 杉山剛先生)によれば、496人中9割以上のママたちが“赤ちゃんの保湿ケア”を行っているといいます。
そこでママたちが“赤ちゃんのスキンケアを始めた時期”についても尋ねてみたところ、全体の73%が「生まれてすぐ」と回答。いっぽう「生後1~3カ月」と答えた人は、23%という結果になりました。
ちなみに「赤ちゃんの1カ月検診の時に1番心配なこと」ランキングでは、第1位に「皮膚」がランクイン。「アレルギー」「神経系(脳)」「呼吸器系」を押さえて、半数以上のママたちが赤ちゃんのお肌を気にかけているようです。
赤ちゃんのスキンケア事情は人によって様々。時には他のママたちの意見に耳を傾けて、保湿対策の参考にするのも面白いかもしれませんね。
文/牧野聡子