子どもに「きょうだいができるよ」と伝えると、ほとんどは喜んでくれますよね。ところがいざ生まれると、大きな気持ちの変化を迎えてしまう子も。きょうだい仲良く過ごしてくれればいいのですが、なかなか上手くはいかないようです…。

 

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やきもちを焼く上の子が暴力を!


とあるママさんは、2歳の長男が1カ月の長女をいじめてしまう悩みを抱えていました。愛情が下の子に偏らないよう長男にも極力接するようにしていても、おもちゃで叩いたり髪の毛を引っ張ったり。はじめのうちは優しく抱きしめて「ダメだよ」と注意していましたが、一向に改善される様子がなかったそう。

 

そこで最近は強めに「どうしてこんなことするの? 痛い痛いになっちゃうよ?」と、手をぎゅっとしながら叱る方法に転換。ところが長男はその手を振りほどいてでも叩こうとしたり、謝らずにじっと見つめてくるといいます。

 

長男の行動に頭を悩ませるママさんですが、いっぽうで長男にはちゃんと「お兄さん」としての一面も。妹が泣きはじめると駆け寄って声をかけたり、「いいこいいこ」と頭を優しくなでたりするのでママさんは無下にきょうだいを離すことができません。“やきもちを焼いているだけ”と捉えてはいるものの、「どう対応すればいいのか分かりません」と訴えました。

優しく見守っているだけではダメ!ママたちのさまざまな対応


ママさんの悩みに共感する人は多く、「うちもまったく同じ。わざとなのかは本人にしか分からないし、一度きつめに叱ったら『寂しかった』と大泣きされました」「我が家でも弟が生まれてしばらくしたら上の子が赤ちゃん返りして大変だった」と体験談が寄せられています。

 

アドバイスとして多く見られたのは、上の子に対してとにかく愛情を示すというもの。「『○○くんも大好きだよ』ということを、上の子の気が済むまで伝え続けるしかないと思う」「ママさんとお兄ちゃんだけで出かける時間を作って、ちゃんと大切にされてると分かってもらいましょう」「お兄ちゃんとして行動できたら過剰なくらい褒めてあげるといいかも。叱って抑えこむより褒めて伸ばしてあげて」といった声が相次ぎました。

 

また“強硬派”の反応も見られ、「お母さんが甘く見られてはエスカレートするだけ。鬼の形相で“いけないこと”だと分からせないと」「理由がなんであれビシッと叱りましょう。甘い態度を見せていたら被害が下の子だけじゃなくなります」「やきもちで暴力を振るわれるなんて下の子が可哀想。根気強く徹底的に分からせないとダメ」との意見が並んでいます。

愛情は注ぐもの。嫉妬心から相手を傷つけない


“自分だけのもの”と思っていた人を誰かに取られて嫉妬してしまうのは、子どもに限ったことではありません。とあるママさんは、「主人が娘にばかり愛情を注いでいる」と悩みを綴っています。当初は夫を微笑ましく見ていたものの、あまりにべったりしていることから長女に対して嫉妬心を抱くように。「いつか娘に八つ当たりしてしまうのでは」と心境を明かしました。

 

女性の悩みに対して、ネット上では「夫と娘の交流を客観的に見てるだけじゃなくて、その輪のなかに入るべき」「八つ当たりは虐待になるので絶対ダメ! 旦那様と同じ目線に立って娘さんを見つめてみては?」「愛情は受けるものではなく注ぐものと捉えたほうが良いですよ」とアドバイスが送られています。

 

子どもだけでなく、大人になってもやきもちは焼いてしまうもの。とはいえ、いじめや虐待につながるような行為は絶対に止めましょう!

 

文/牧野聡子