巷で「3A」と呼ばれる赤坂・麻布・青山を有する港区は、東京23区でも屈指の富裕層が住むエリアとして知られています。そこに住む〝庶民ママ〟たちは、日頃どんなことを思っているのでしょうか? 今回は港区在住の庶民ママたちが感じている「格差」について聞きました。

 

高級スーパーの買い物がしんどい(明さん/29/事務員)

家族で引っ越して半年が経ちましたが、正直後悔しかしていないです。港区と言っても私たちが住んでいるのは湾岸の新しい住宅地、超富裕層もいるにはいますが、比較的普通の家庭が多いように感じます。 とはいえ4歳の息子が通う保育園には、見るからにお金持ちオーラが漂うママたちが何人もおり、みなさん近寄りがたいオーラを放っています。それでもしばらくすると、数人のママ友が出来ました。 どなたも旦那さんが会社経営者や医者という奥様ばかりでしたが、最初のうちは特に格差は感じませんでした。しかし仲良くなるにつれ、帰りがけに夕飯の買い物などをご一緒するような機会も増えてきたんです…それがほんとうに大変でした。

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保育園の近くにあるのは高級スーパーばかり。キャベツは1500円するし、一番安い卵でも軽く200円超え、お肉に至っては考えられない値段なんですよ! そんな高級スーパーでな値段を見ることもなく、買い物かごにどんどん商品を入れていくママ友たち。 彼女たちのお会計はいつも軽く1万円を超えていましたが、「意外と安かったね~」なんて笑いながら帰っていくんです。こんなのに毎日つき合うなんて、絶対無理…港区の格差を痛感したのでした。