・産前産後の時期、体に負担がかからない
・育児の先輩(自分の母親)に何でも聞ける
・(2人目以降の場合)上の子のサポートをお願いできる
・親にとってもかけがえのない時間を過ごせる
・話し相手がいて、気分転換がしやすい

産前産後の時期は、心も体も不安定になりがちです。「いざ陣痛が始まったときに、夫がいるかどうかわからない……」という状況で、不安を抱えるのは当たり前のこと。里帰り出産であれば、このような不安も解消できます。 また出産後は、できるだけ体を休めた方が良いとされています。実家にいれば、家事は家族にお任せしやすくなりますから、自身の体と赤ちゃんのケアに集中することができるでしょう。 また精神的なメリットについても、無視できません。常に話し相手がいることで、24時間育児の辛さを紛らわせることができるでしょう。何か不安になることがあっても、すぐそばに先輩ママ(母親)がいてくれますから、心強いこと間違いなしです。 2人目以降の出産では、「上の子をどうフォローするか」が大きな問題となってきますが、里帰り出産であれば周囲がサポートしやすくなります。ママの代わりに外で遊んでもらったり、反対に、ママが上の子と関わる間に下の子を見ていてもらったり……。「育児に参加する人が多い」ことのメリットを、実感できることでしょう。

 

■里帰り出産のデメリット5つ

里帰り出産について気になっているときには、数々のメリットに目が向きがちです。しかし後悔しない決断をするためには、デメリットについてもきちんと頭に入れておかなければいけません。 里帰り出産のデメリットは、以下のとおりです。

・実家の両親と意見が合うとは限らない
・生活リズムを合わせることで、かえって疲れてしまうケースもあり
・子育てに口を出される可能性がある
・パパと赤ちゃんが関わる時間が、限定されてしまう
・里帰りを終了したあと、ギャップを抱く可能性も

実家の両親と深く関わりながら育児ができる一方で、親世代と意見が合わない可能性は、決して低くはありません。初めての育児でただでさえナーバスになっているところに、実家の両親の言葉にストレスを抱くママが多いのも、現実なのです。 また実家は所詮「実家」で、「自宅」ではありません。特に実家を出てから年数が経っている場合には、実家での生活リズムの違いが、疲れにつながってしまう可能性もあるでしょう。 里帰り出産を選択すれば、今後の育児で「主役」となるはずの、パパとの関係は希薄になってしまいます。パパにとって、子どもが生まれたすぐの時期は、父性を育む大切な時期。「一緒に過ごせない」ことで生じるデメリットも存在しています。 これらすべての問題をクリアして、快適な里帰り生活を送れたとしても、いずれそれは、終わりを迎えます。そのときに、ギャップや戸惑いを感じてしまう可能性があることも、デメリットの一つだと言えるでしょう。

 

■後悔しない選択をするためには?