最近は電子書籍で本を読む人も増えましたが、読書好きの人には根強い人気の紙の本。ついつい増やしてしまい、常に本棚がいっぱいで積読本も増殖中という方は多いのではないでしょうか。 しかし、本棚がきちんと整理できていないと、いざ読みたくなったときにお目当ての本が探し出せなかったり、ホコリが溜まりやすくなってしまったりと、ストレスの元凶にもなってしまいます。また、乱雑に収納された本棚は見栄えも良くないですよね。 それでは、上手に本棚の収納をするにはどうすればよいのでしょうか。
■基本の本棚収納術
まずは手持ちの本を本棚から全て取り出し、以下の点に注意して収納し直してみてはいかがでしょうか。 その1.手前で揃える 奥行きのある本棚に文庫本のような小さな本を収納する場合、本棚の背板にそろえて並べてしまうと、手前に空間ができてしまいます。開いているところには何かを置きたくなるのが人間というもの。またホコリも溜まりやすくなります。そうならないためにも本は手前で揃えるようにしましょう。 その2.奥行きを利用して2段収納 前後に本を並べておけるほど奥行きのある本棚の場合は、2段収納にしてみましょう。その際、後ろの列には背の高い本を並べるのがポイントです。そうすれば手前から見ても後ろの本の背表紙が見え、何が収納されているのかが分かります。 もし、背の高い本がそれほどないと言う場合には、箱や板などで段差を設けてみて下さい。そうすれば2列になっても死角となる本がなくなるので、本が見つけやすくなります。 その3.高さ別に収納する 本の高さが揃っていないと、見た目が雑然とし、本を見つけづらくなってしまいます。それを防ぐために、高さ別に本を並べてみましょう。背の高い本は下の段、低い本は上の段と並べる段を分けたり、同じ段に並べるにしても、右側が背の高い本、左側が背の低い本、となるように、順序よく並べましょう。これをするだけでも見た目の印象が大きく変わります。 その4.テーマ別に収納する 使いにくい本棚の代表例は、参考書などの勉強関連の書籍や小説、漫画などが入り乱れた本棚です。見た目も検索性も悪く、実用的な本棚とは言えません。使いやすくするには本をテーマ別に並べるようにしましょう。 テーマは本のジャンルで分けても良いですが、自分の使用頻度別に分ける方法もおすすめです。「あまり手に取ることはないけど飾りたい本」、「よく読む本」、「手に取ることは少ないけど保管しておきたい本」などに分類し、収納する段もよく手に取るものを最も取り出しやすい位置に、飾っておきたい本は上段に、手に取る頻度の少ないものを下段に、など、機能性を重視して配置するようにしましょう。