何かと忙しい共働き世帯にとって、「毎日の家事をどうこなしていくか」は非常に重要な問題です。家族みんなが快適に生活できる空間を作るためには、時短家電も積極的に採用していきましょう!
さて、共働き家庭において、強力なサポートを行ってくれる時短家電といえば、食器洗浄機です。まだ導入していない!なんて場合には、ぜひ積極的に検討してみてはいかがでしょうか。
食器洗浄機の種類と共に、それぞれのメリット・デメリットをお伝えします。比較検討時の参考にしてみてください。
食器洗浄機の種類を知ろう!
食器洗浄機の購入を検討し始めた際に、まず把握しておきたいのがその種類についてです。食器洗浄機には、以下のような種類が存在しています。
- 卓上タイプ
- ビルトインタイプ
卓上タイプは、据え置き型とも呼ばれ、キッチンカウンターの上などに場所を確保して、設置するタイプとなります。一方でビルトインタイプは、キッチン内部に埋め込む方式のものを言い、さらに細かく、以下のような種類に分けることができます。
<ビルトインタイプの種類分け>
- フロントオープンタイプ
- スライドオープンタイプ
- ミドルタイプ
- ディープタイプ
上二つは、食器洗浄機を開ける際の方式の違いで種類分けされていて、下二つは、食器洗浄機の庫内の容量で種類分けされています。
食器洗浄機の種類について知ったところで、それぞれのメリット・デメリットをチェックしていきましょう。
卓上タイプのメリット・デメリット
キッチンカウンター上に設置する卓上タイプは、比較的リーズナブルに購入できる食器洗浄機です。ビルトイン型と比較すると設置工事もシンプルで、将来的に交換作業が必要になったときも、比較的楽に行うことができます。
またキッチン内部をいじることもありませんから、賃貸住宅においても導入しやすいというメリットがあります。
しかし一方で、以下のようなデメリットもあります。
- シンク周りに設置スペースを確保しなければならない
- 2018年12月現在、国内家庭用卓上タイプを扱っているのはパナソニックのみ(メーカーが自動的に決定)
- ビルトインタイプと比較すると、容量が少ない
メリット・デメリットを総合すると、「とにかく手軽に食器洗浄機を導入したい!」というご家族にピッタリの内容と言えるでしょう。
ビルトインタイプのメリット・デメリット
一方、キッチンの内部に食器洗浄機を埋め込むスタイルのビルトインにも、メリット・デメリットは存在しています。
まずはメリットについてですが、「卓上型と比較して容量が大きい」「空間をスッキリと見せられる」「多くのメーカーから商品が発売されていて、比較検討できる」などが挙げられます。
一方で気になるのがデメリットについてですが、以下のようなポイントが挙げられます。
- 卓上タイプと比較してコストがかかる
- 導入しているシステムキッチンに合わせて、採用できるモデルが限定される
- 設置工事内容が複雑
- キッチン下の収納スペースがつぶれる
ビルトインタイプは、卓上タイプと比較すると非常に高価です。またキッチンの種類によって導入できるタイプにも違いがあるため、専門業者への相談のもと、導入できる機器や予算について、しっかりと話し合っていく必要があります。
工事そのものも複雑になりますし、それはそのまま「将来的に修理・交換が必要になったとき」のリスクにもつながります。卓上型よりも、やはり費用がかかってしまうことでしょう。
とはいえ、「キッチン全体をスッキリと見せたい!」「キッチンの上のスペースをフル活用したい!」という場合には、ビルトインのメリットの方が大きくなります。
ビルトイン、各種タイプ別のメリット・デメリットは?
先ほども紹介したとおり、ビルトインタイプの食器洗浄機には、いくつかの種類があります。ビルトインタイプに絞って食器洗浄機の検討を行う場合、種類ごとのメリット・デメリットも気になるところです。
以下の情報をまとめるので、ぜひ参考にしてみてください。
フロントオープンタイプ
扉を前に倒して開けるフロントオープンタイプは、海外メーカーの食器洗浄機などで多く採用されています。庫内の空間をフル活用することで、一度に多くの食器を洗浄することができます。
一方で、節水性能ではスライドオープンタイプよりも劣り、また一部の洗剤が使用できないというデメリットも。また庫内に食器をセットする際に、腰をかがめなければならないという注意点もあります。
スライドオープンタイプ
一方引き出して使うスライドオープンタイプは、節水機能に優れていますが、フロントオープンタイプよりも「大型の鍋や調理器具を入れにくい」というデメリットがあります。
国内メーカーはこちらの方式を採用しているケースが多く、最新機能を搭載した製品を選びやすいというメリットもあります。
ミドルタイプ
庫内の深さが「普通」タイプの食器洗浄機です。設置スペースはコンパクトで、食洗器下部に収納スペースを確保できますが、大型の調理器具などを入れることはできません。
ディープタイプ
いわゆる「深型」の食器洗浄機で、フライパンなども一緒に入れて洗浄することができます。ただし食洗器の下には、基本的に収納スペースを作ることはできません。
まとめ
自分たちの生活スタイルに合った食器洗浄機を導入すれば、毎日の片付けの手間は大幅に軽減できます。「もっと子どもとの時間を充実させたい」「ひどい手荒れをなんとかしたい」なんて希望も、食器洗浄機の導入が叶えてくれるのかもしれませんね。
導入時に少しコストはかかりますが、「思い切って導入して良かった!」という意見が多いのも事実です。ぜひじっくりと、比較検討してみてください。