■カビ抑制にはメンテナンスが最重要

加湿器によるカビ拡散を防ぐためには、加湿器使用中のメンテナンスが非常に重要なポイントとなります。加湿器の内部でカビを繁殖させないためのお手入れをしましょう。 カビ抑制のために、もっとも効果的だと言われるのが「定期的な清掃」です。水を入れるタンクやフィルター、本体部分もできる限り掃除をするようにしましょう。水がなくなったときに、「つぎ足し」をするだけではなく、一つ一つの部品を清掃してみてください。 清掃の手順は以下のとおりです。 1.フィルターを加湿器本体から外し、柔らかい布でふく


2.クエン酸を溶かした水にフィルターを入れて、水垢を取り除く


3.フィルターを水でよく洗う


4.水受けトレイにぬるま湯とクエン酸を入れる


5.専用のブラシで細部まで優しくお手入れする


6.水ですすいで、よく乾燥させる お手入れのコツは、最後の「よく乾燥させること」です。少し手間はかかりますが、この手順を怠らないことで、カビの発生リスクを減少させることができるでしょう。 加湿器のお手入れの頻度としては、1~2週間に1度程度を目安としてください。お水がなくなったタイミングでこまめにチェックすることで、お手入れのタイミングを逃すこともなくなるはずです。

 

■便利グッズも上手に活用しましょう

快適な空間をキープするために欠かせない加湿器ですが、「定期的にお手入れをするのが、正直面倒に感じてしまう」なんて方も多いのではないでしょうか。 加湿器のメンテナンスの手間をゼロにすることはできませんが、便利グッズを利用することで、メンテナンスの頻度を少なくしたり、お掃除の手間を軽減したりすることができます。 タンクに水を入れて利用する加湿器の場合、その水に加えて使う除菌剤が人気を集めています。タンクに水を入れるタイミングで、除菌剤を決められた容量入れるだけですから、非常に手軽。タンクや本体の内部で菌が繁殖するのを防ぎ、いやな臭いやぬめりが発生するのを抑えてくれます。 加湿器用の除菌剤の中には、アロマの香りをプラスしたものもあります。加湿器内部を清潔に保ちやすくなるだけではなく、部屋中にリラックスした香りを満たしてくれる効果も期待できますから、ぜひ活用してみると良いでしょう。

 

■まとめ

冬の生活に欠かせない加湿器ですが、使い方やメンテナンス方法を間違えると、かえって健康に害を与えてしまう可能性もあります。もしも「加湿器を使い始めてから、なぜだか咳が止まらない……」なんてことがあれば、加湿器の使い方を見直すと共に、病院で一度診察を受けてみると良いでしょう。 加湿器を正しく活用するためには、まず自身が所有している加湿器の種類について把握する必要があります。どの種類に当てはまるのかは、説明書をチェックすればわかるはずです。それと共に、適切なメンテナンス方法についても情報を得ることができるでしょう。 加湿器のカビを予防することは、家族の健康を守ることにもつながります。普段何気なく使っている加湿器について、これを機に見直してみてはいかがでしょうか。